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警棒の様々な種類について

 護身用品として有効な警棒。警察官や警備業に就いている方が持っているというイメージが強く、また主に刑事もののドラマや映画の小道具でも使用されることが多いです。また、ポリスグッズが好きな人からは、その憧れとして様々な種類の警棒をコレクションしている方もいます。世の中にある警棒は様々な種類があり、当店で取り扱っている警棒でも200点近くに上ります。警棒の種類は、シャフトやグリップの素材の違い、形状の違い、サイズの違い、振り出し方式(ロック方法)の違いなど様々な要素で分類できます。

 その中でも今回は、ロックの違い、サイズの違い、形状の違いについて紹介をしていこうと思います。

ロックの違い

 警棒のロックの方法は主に3種類あります。

フリクションロック式(摩擦ロック式)
オートロック式(ロックピン式、ボタン式、etc…)
ジャンプ式(飛び出し式)

フリクションロック式について

 フリクションロック式は警棒を振り出してシャフトを伸ばし、硬い地面などに叩きつけて収納をするタイプです。警棒と言えば、このタイプを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 収納時と伸ばしている時は一見ただの金属の棒ですが、振り出すときに、相応の腕の力やスナップを使いますので、相手に見せつけるように振り出すことで、かなり威嚇効果があり、ひるませることができると思います。ただ、振出には多少のコツが必要となります。

 振り出した際の摩擦でロックをかけているので、振り出しが甘いとロックのかかりが弱くなり、使用中に縮むことも考えられます。また、収納時も地面に叩きつける必要があるので、こちらもコツが必要です。初めて使用する方はある程度の練習が必要かと思います。

オートロック式について

 当店で取り扱いのあるフリクションロック式の以外の警棒は、ほぼすべてこのタイプだと思ってもよいと思います。振り出しさずに、手動でカチッと止まるまで手で伸ばします。オートロック式にも様々なロック方法があります。

ロックピン式


 ロックピン式は、シャフトの先端を持って伸ばすことでシャフトの節事にロックピンによってロックがかかり、収納時にはそのピン部分を押すことで縮めることが可能です。

ボタン式


 ボタン式は、シャフトの先端を持ってシャフトを伸ばし、収納時にはグリップエンド部分にあるボタンを押しながら、シャフト先端を手のひらで軽く押して収納するタイプです。比較的簡単にシャフトの出し入れを行うことができます。

 オートロック式の警棒ほぼすべてに言えることは、振り出してシャフトを出さないので、場所を取らない、出し入れが簡単で手間がかからないなどの特長がある一方、フリクションロック式と違って、摩擦でロックをかけているわけではないので、シャフト間の締まりに余裕があり、少しがたつくことがあります。
※オートロック式の警棒は、振り出したり、叩きつけて収納をしようとすると構造上故障の原因になることが多いです。警棒事に注意書きが付属していることがあるのでよくお読みください

ジャンプ式について

 シャフトを伸ばすときに、グリップ部分にあるボタンなどを押すことによって一気にシャフトを伸ばすことが出来る警棒です。本当に勢い良く伸びるので、間違えてシャフト側を自分に向けないようにすることが大切です。勢いの良さから、相手をけん制する力は高いと言えます。収納時には地面に叩きつけて収納をします。

サイズの違い

警棒にはそれぞれサイズがありますが、主に、「16インチ、21インチ、26インチ、31インチ」があります。16インチより短いサイズだと小型警棒に分類されます。使用する環境にや想定よって適するサイズが異なってきます。

小型警棒

12インチ相当のサイズがほとんど、非常に携帯に優れているサイズです。収納時には一般的なボールペンと同じ長さぐらいになるものが多く、重さもそこまでありません。ただ、警棒が短いので当然相手との距離は近くなり、また威嚇効果も低くなります。護身、警備、警護等の専門職を経験されたことがある方にもおすすめです。

16インチ~ (約40cm~)

携帯性が良いだけでなく、振り回しづらい屋内での使用に優れています。使用する環境が屋内なのであれば、このくらいのサイズを選ぶのが良いかと思います。

21インチ~ (約53cm~)

屋外・屋内の使用どちらにも向いている一般的なサイズです。日本人の一般的な男性が使用しやすいサイズとも言われています。警備員の方などもこのくらいのサイズを使用しており、威嚇効果も十分期待のできる扱いやすいサイズです。

26インチ~ (約66cm~)

体が大きめな方におすすめのサイズです。長く重いので威嚇効果はありますが、、長めにはなるので相応の練習や訓練で扱い方を慣れる必要があります。

31インチ~ (約79cm~)

かなりの長さがあるので間合いと威嚇効果は抜群ですが、当店スタッフも本当に長く感じるので、体格によっては両手で持たないと取り扱いが難しいかと思います。

形状の違い

 警棒の形は、端的に表現すると一本の金属の棒ですがその形状は、シャフトの形、持ち手部分、グリップエンドなどの違いで、様々な種類があります。

シャフトの違い
 フリクションロック警棒とオートロック警棒には、シャフトに違いがみられるものがあります。
 オートロック式の警棒は、シャフトの先端を持って引き出すことが多いので、持ちやすいように大きく作られていることがほとんどです。

持ち手部分
 持ち手部分に「鍔」が付いている警棒があります。一見ただ付いているだけと思うかもしれませんが、この鍔があることで相手が刃物を持っていた時に刃物から手を守ることが出来たり、警棒が奪われてしまうのを防ぐ効果が期待できます。

グリップエンド
 警棒のグリップエンドには、最初からガラス割りやLEDライトの機能がついたものもありますが、例えばホワイトウルフ4140カスタムスチール ラバーグリップ警棒の様に、グリップエンドを取り外せるものもあり、ガラス割りの機能が付いたものや、紐などのストラップが付いたもの、LEDライト付きのグリップエンドに付け替えることもできる警棒もあり、自分でカスタマイズすることができます。

まとめ

  警棒の種類は、シャフトやグリップの素材の違い、形状の違い、サイズの違い、ロック方法の違いなど様々な要素で分類できます。ロック方法には「フリクションロック式、手動オートロック式、ジャンプ式」があります。サイズは主に「小型警棒、16インチ、21インチ、26インチ、31インチ」があります。警棒の形は「シャフト、持ち手部分、グリップエンド」などで違ってきます。このように、警棒には様々な種類がありますので、自分がどのような理由で、どのような状況を想定するかで選ぶ必要があります。興味があるけど選び方が分からないといったお悩みは、専門知識を持った経験豊富なスタッフのいる当店に是非お問合せ、ご相談ください。

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ボディーガードがオススメする防犯グッズ

 「防犯グッズ」とひとくちに言っても思いつくものは人によってさまざまだと思いますが、
 そのたくさんある中でも、当店が特におすすめしたい防犯グッズ3つをご紹介いたします!

防犯ブザー

 「防犯ブザー」と聞くと、一般的には小学生や子供が使っているイメージがありますが、最近では大人の女性も防犯対策としてブザーを持つことが一般的になっています。ブザーの役割は、自分が危険な状況にいることを周りに知らせること。ただし、人のいない場所ではあまり効果が期待できません。
 防犯ブザーを持っているだけでなく、外出時は人が多い場所を選ぶことも大切です。
■使用するにあたって
 危険に巻き込まれるタイミングは予測できませんから、いつでも手軽に使えるように携帯するのがおすすめです。
 たとえば、鞄の外にブザーを取り付けていると、相手に「防犯ブザーを持っている」というメッセージが伝わり、犯罪抑止にもつながります。

 防犯ブザーなどの防犯グッズは、購入後にシミュレーションしてみると良いですね。
 緊急時に咄嗟に使うのは難しいこともあるので、一度実際に試しておくことで使い方を覚え、安心感も得られます。

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侵入防止アラーム

 お家への侵入、いわゆる空き巣や忍び込みにおいて、窓からの侵入が多いことをご存知でしょうか。玄関の扉は無意識に施錠していても、窓の鍵を閉め忘れた経験は誰もが一度はあるかもしれません。

 空き巣の場合、不在中に侵入されて被害が発生しますが、忍び込みや居空きでは在宅中に侵入される可能性があるため、対面した場合は身の危険が十分に考えられます。侵入を防ぐためにも、また侵入されてしまっても早急に危険を察知し、逃げたり通報したりできるように、窓の開閉を検知して音が鳴るアラームの設置がおすすめです。

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カラースプレー

 カラースプレーは、「防犯グッズ」としてはあまり一般的でない表現かもしれませんが、実はこれはカラーボールの要領で使用できるスプレータイプの防犯アイテムです。まだ市場にあまり出回っておらず、ボディーガードでも新商品として販売を開始したのは2023年12月のことです。

 通常のカラーボールは使用時には投げる必要があり、緊急時には動揺しているときに上手く相手に届かない可能性があります。しかし、スプレータイプのカラースプレーはボタンを押すだけで塗料が噴射されるため、狙いもつけやすく、緊急時も迅速かつ効果的です。
 特に玄関先などに備えておくことをおすすめします。

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護身用品の必要性

 防犯グッズは危険な目に遭わないために事前に備えておくための道具ですが、備えておいた防犯グッズを突破されて被害に遭ってしまう可能性も十分に考えられます。
 そういった点を考えると、防犯グッズに併せて「護身グッズ」を備えておくことも大変重要です。

特殊警棒

 使用するときに振り出して伸ばし、相手との距離をとるために使用します。素材によって強度に違いはありますが、どれも護身用として十分にご使用いただけるものばかりです。
 21インチ(伸ばした時約53cm)サイズは、屋内・屋外どちらでも対応しやすいサイズだと言われています。

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スタンガン

 「スタンガン=怖いもの」として認識している人が多いのではないでしょうか。お問い合わせでも、使用すると相手が死亡してしまうのではないか、と聞かれるお客様もいらっしゃいます。
 ですが、スタンガンは死亡どころか気絶することもない、放電光や音で相手をけん制し、逃げるための隙を作る、非常に安全性の高い道具です。

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催涙スプレー

 簡単な操作で最も効果を期待できる護身用品です。ボタンを押すだけで唐辛子成分の液体が噴射され、相手の動きを封じることが出来ます。
 この商品であれば警棒とは違って、女性や力に自信のない方でも咄嗟の使用が可能です。持ち歩く際には小さいタイプのもの、お家に常備するときは大きいタイプがおすすめです。

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フラッシュライト

 「催涙スプレー」や「スタンガン」を使用するのは怖い…と思う方もいらっしゃると思います。
 そういった方におすすめしたい商品が「フラッシュライト」です。名前の通りライトなので、普段は防犯用や防災用として持ち歩けますが、明るさを切り替えれば目も当てられないほどの眩しさで相手の動きを封じることができます。
 商品によって様々ですが、当店取り扱いのものは基本的に小型です。

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護身用品である警棒に使用している素材について

ご機嫌いかがですか?
ボディーガードのスタッフが、警棒(特殊警棒)の素材についてご説明いたします。
警棒に使用されている素材は、金属以外に、塩ビ・ポリエステル・プラスチック・ナイロン。。。色々あるんです。
今回はホワイトウルフ警棒で使用されている代表的な素材をご紹介させていただきます。
あなたを危険から守ってくれる珠玉の一本を選ぶ際の指針となれれば嬉しいです!

代表的な3つの素材

スチール

『なんとなくお手頃価格で無難に頑丈そうな感じ?』なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
では実際どんなものに使われているのかと言いますと、公園の遊具や学校のロッカーなどが挙げられます。
スチールを用いた警棒は、500キロ相応の力にも耐えうる強さを持ち合わせています。
鉄より強くする為に鉄より重い素材を30%ほど含有しているので、ずっしりした感覚があります。
多少重みがありますので、実際に扱うには、ある程度の腕力を必要とします。
とはいえ、16インチや21インチのサイズであれば、ほとんどの一般男性はご使用できるかと思います。

4140カスタムスチール

普段あまり耳にしないような、聞き慣れない名前ですね。
『カスタム?スチール???合金??』イメージが沸かない方もいらっしゃるかも知れません。
わかりやすく言うと、スチールに熱処理を加えることで、スチールの約3倍の強度を実現したスチール、言わば『ハイグレードスチール』といっても過言ではありません。
車の部品や、有名自転車ブランドの部品(映画ETで主人公が乗っていたKUWAHARA BMXにも!!)等、強さと硬さ、耐久性が必要とする重要なパーツで使われることが多い素材なんです。
一般的なスチールと比較すると、強度がなんと約3倍ですので、約1500kgの力に耐えうると謳っています!
強度重視の方や腕力のある方には向いている素材です。重さは、スチールとほぼほぼ変わりないので、ある程度の腕力が必要となり、女性よりも男性向けかと思います。

7075アルミ合金

「7075アルミ合金」は知らないけど、、、「ジュラルミン」って聞けば、『あ!!知ってる!!アタッシュケースのやつだ!!ドラマなどで大金や重要な書類を入れるものだ!!』と、思う人も少なくないでしょう。
7075アルミ合金は、ジュラルミンよりもさらに強度のある「超々ジュラルミン」と呼ばれる素材のことなのです。
その軽さと強度には定評があります。スチールの3分の1程度と軽量でありながら、その高い表面硬質性よって、ロケットの部品や航空機の部品として採用されています。
そして、金属発色の良さもあり、ヒップホップ風に例えるならばまさにブリンブリン。アウトドアブランドとして有名なロゴス(LOGOS)では、テントや椅子等でも使われています。
キャンプやグランピングが流行っている昨今、より身近に感じられる素材となりつつありますが、アルミ合金の中でも高級素材なんですよ!
他の追随を許さないその軽さと表面硬質の高さを持ち合わせた警棒は、女性や腕力に自身のない方にもオススメです!

2つの素材を組み合わせた警棒

7075アルミ合金バランスウェイト

純粋な素材の説明ではないですが、上記で説明した2つの素材を使用した警棒があります。
ホワイトウルフ警棒には、7075アルミ合金のみを使用した警棒と、7075アルミ合金をベースに、スチールを警棒の先端シャフトにのみ使用しているので重心が警棒の先端にさせることで、振りやすさを考慮した「バランスウェイト」というシリーズがあります。
実際にご購入いただいたお客様からは『7075アルミ合金のみの警棒よりも振り出しやすく、降り出した警棒を戻す時もスムーズで使いやすい!!』と定評を頂いております。
ご自宅で、若奥様やお母様にも防犯としてお使い頂く可能性がある際には、こちらの7075アルミ合金バランスウェイト警棒が最適かと思います!

グリップの素材について

ここまで警棒のシャフト部分の素材についてお話しましたが、ここからは少し横道にそれてグリップ部分の素材について触れていきますね。

ホワイトウルフ警棒では、ラバーグリップと合皮のグリップを基本的に採用していますいざ警棒を使う時というのは、身に迫る脅威と対峙しなければいけない時等で、こちらも緊張や興奮によって自律神経が刺激され、交感神経優位の身体的反応(手汗や過緊張など)が起こってもおかしくないと思われます。そんな時にもしっかり握りしめられる素材を選んでいただけると、より警棒が扱いやすいかと思われます。

ラバーグリップ

ラバーグリップは、表面が編み込みの様な凹凸がある仕上げになっています。
ラバー仕様ですので、手のひらに吸い付くような感覚で、しっかりと握ることができます。

合皮グリップ

合皮のグリップは、バックスキンほどの起毛感はないのですが、滑りにくい仕上げになっていて、ぐっと握り込むと硬めのウレタン状に手をしっかりホールドしてくれるような安定感があります。
緊張で手が汗ばんでも、滑りにくいという特徴もあります。

※上図が「ラバー」。下図が「合皮」。

さいごに

長い文章にお付き合い頂きましてありがとうございました。
この記事を通して、各素材の特徴などが、少しでもわかりましたでしょうか。
あなたにあった警棒を探すヒントとして、今回の記事を活用してもらえると嬉しい限りです!

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「未満警察 ミッドナイトランナー」に使用されていた警棒は?

「未満警察」とは

Sexy Zoneの中島健人とKing&Princeの平野紫耀がW主演のドラマ。
警察学校に通う2人が、難事件に挑む。刑事未満の二人が、学校の授業で得た知識などを身に着け、
頭脳派と肉体派のバディが、協力して難事件を解決していきます。

いつ登場?

2020年7月11日に放送された第3話に、ホワイトウルフ警棒らしき警棒が登場!
誘拐された家出少女たちを救出する際に、2人の主人公が装備するアイテムの1つに警棒が使用されています。
救出時のアクションシーンでは、警棒の二刀流という驚きのアクションを披露していました。

使用された警棒は?

ズバリ、ホワイトウルフ警棒のつば付きです。
ドラマで、警棒を貸し出すときに「全長70cm」と言っていましたが、
同じサイズがなく、近いサイズですと26インチになります。

素材は、おそらく4140カスタムスチール以外の素材でしょう。
なぜなら、貸し出されたグリップエンドにラインが入っていなかったです。
使用されていた警棒は、スチール、7075アルミ、バランスウェイトのいずれかになります。

ホワイトウルフスチール警棒 26 鍔付

※商品写真を押すと、詳細ページへ移ります。

ホワイトウルフ 7075アルミ合金警棒 26 鍔付

※商品写真を押すと、詳細ページへ移ります。

ホワイトウルフ7075アルミ合金バランスウェイトバトン警棒 26 鍔付

※商品写真を押すと、詳細ページへ移ります。

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護身用品の携帯は合法といえるの?

警棒やスタンガン、催涙スプレー等、当店で扱っている護身用品は銃でもなければ刃物でもないので、銃刀法には一切触れません。購入して、自宅や事務所などに備え置くことは完全に合法です。
しかし、正当な理由なく隠して携帯すれば軽犯罪法1条2項に接触します。
 
そこで今回は、軽犯罪法に記載されている「隠して携帯」や「正当な理由」の定義と一般的な例についてまとめてみました。

「携帯」の定義

「携帯」とは日常生活を営む自宅や居室(※居住、作業、執務、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室)以外の場所で、所持者や使用者が手に持つ、身に付ける、またはそれに近い状態で携えていると認められる状態をいいます。
●「携帯」の例
・自宅や居室外で手に持っている。
・車の中に置いて運転している。
・鞄に入れて持ち歩いている。等
 
●「携帯」に当てはまらない例
・自宅や居室内で手に持っている。
・押し入れやタンス等に収納している。
・部屋の中に置いている。等
 
「携帯」とそうでない状態について幾つかの例を挙げてみましたが、軽犯罪法ではただ携帯するだけではなく「隠して携帯していた」場合が対象です。
では、隠して携帯するとはどのような状態を指すのでしょうか。

「隠して携帯」とは

「隠して」の定義は状況により変わってくるので一概には言えませんが「他人の視野に入らない状態にしている」とされる事が多く、また「本人に隠している意思があったか」も判断材料になる事があります。
 
●「隠して携帯」の例
・鞄の中に入れて持ち歩いている。
・車の座席に置き、上から布などを掛けている。
・ポケットの中に入れている。等
 
その為、周囲からも見えるように持っていた場合は軽犯罪法1条2項には触れないことになりますが、今度は各地域ごとに制定されている条例等、別の違反となることが多いので注意しましょう。

「正当な理由」の定義

軽犯罪法での「正当な理由」とは、軽犯罪法1条2項に該当するとされる物を隠して携帯することが、職務上または日常生活上の必要性から、社会通念上相当と認められる場合をいいます。
 
そして「正当な理由」に該当するかは、主に下記の4つの要素を総合的に踏まえて判断されます。
 
●軽犯罪法に該当すると判断されそうな物の用途や形状・性能
●隠して携帯していた者の職業や日常生活との関係
●隠して携帯していた日時や場所・状態・周囲の状況等の客観的要素
●隠して携帯していた動機・目的・認識等の主観的要素
 
では一般的によくある正当な理由には、どのような状態があるのでしょうか。

「正当な理由」の例

●お店で購入した商品を自宅に持ち帰る
「運搬」にあたる行為のため、正当な理由になります。
ただし、購入した証拠(レシート等)を持っている、自宅に着くまで袋や包装箱から出さない、鞄の奥に入れる等の配慮は必要です。
 
●購入した商品を修理・点検等してもらうためにメーカーや販売店に持っていく
「運搬」にあたる行為のため、正当な理由になります。
ただし、目的地に着くまでは袋や箱等に入れた状態で鞄の奥に入れる等、配慮は必要です。
また法律上は問題が無くても、問題が起きた時に対応した担当官(警察官)に修理・点検目的の運搬という証明ができなかった場合は、正当な理由ではないと判断される可能性があります。

護身用品の正当な理由は?

では、店舗での商品購入時や修理・点検等の目的で持ち歩く以外に、護身用品を持ち歩く為の正当な理由は存在するのでしょうか。
 
例えば、ストーカー被害にあっている女性が警察に相談をしてなお不安なので催涙スプレーを持ち歩く場合や、
一般的な成人男性でも夜間にお店の売上げ等を金庫に預けるために1人で移動する人が護身用品を携帯している場合は正当な理由に当てはまると言えるはずです。
 
しかし、実際に「正当な理由」と判断されるかは問題になった際の状況や担当官(警察官等)によって変わってくるので一概には言えません。
 
ご自身の考えている状況が護身用品を携帯する正当な理由に当てはまるか不安な場合は、最寄りの警察署に相談・確認してください。

まとめ

護身用品が合法な範囲

●護身用品の購入
●日常生活を営む自宅や居室に置いている状態

護身用品を持ち歩いても「正当な理由」が成立する一般的な理由

●購入店からの持ち帰り
●修理・点検等してもらうためにメーカーや販売店に持っていく
※問題が起きた時に「運搬」目的だと証明が出来なければ「正当な理由」と認められない可能性あり

護身用品の携帯は「正当な理由」と判断されるのか

●問題になった際の状況や担当官(警察官等)によって変わるので一概に言えない
●不安な場合は最寄りの警察署に相談・確認をする

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刃物からの防犯対策する上での防刃用品の必要性

近頃、無差別に人を狙った通り魔事件が数多く発生しています。2024年3月に熊本県の繁華街で女性3人が刃物に刺され怪我をするという事件が起きました。2023年1月16日夜に福岡県にある博多駅付近で女性が刃物に刺されその後死亡するという事件が発生し、また同年2月1日夜には同日に2件、埼玉県川口市の路上で女性が、横浜市JR保土ヶ谷駅近くの歩道で男性が、すれ違いざまに刃物で切り付けられ軽傷を負う事件が発生しました。
もし、事件に巻き込まれ、刃物を持っていた犯罪者に遭遇した場合、その場から生還するには、まず逃げることが第一優先ですが、どうしても抵抗しなければいけない場面ができてしまったときに「護身用品」を持っている事で生還率は上がります。さらに生還率を上げたい場合は、防刃用品を装着することが有効です。

防刃用品の種類

防刺Tシャツ

見た目はTシャツ同然ですが、「切り」だけでなく「刺し」にも強い、画期的な防刺(ぼうし)・防刃服です。

防刃グローブ

見た目は手袋で、手のひら、手の甲、ゆびなどを刃物から守ります。

防刃ネックガード

首まわりを刃物から守ります。

防刃スリーブ

腕を刃物から守ります。商品によっては、片腕のみの販売の商品があります。

防刃ベスト

胴体を刃物から守ります。前面と背面に防刃プレートが装備されているものが多く、切りつけ以外に突きにも対応しています。

おすすめ!最低限備えておきたい「防刃グローブ」

警棒やスタンガンなどの護身用品は持つことに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。そういった方には最低限「防刃グローブ」をお持ちいただくことをお勧めしています。見た目は手袋なので持つこと、身に着けることに抵抗も少ないです。

防刃グローブがあることで

人は何かを向けられた時、とっさに手で掴もうとしたり、ガードしようとしがちです。
もし、刃物に切り付けられたとしても、防刃グローブをしておくことで素手の時よりも手を負傷することが減り、その場を回避できる可能性が高まります。

扱いやすい防刃グローブはコレ!

ホワイトウルフ 防刃グローブ ハイグレード ブラック
ホワイトウルフ 防刃グローブ CYGUS ブラック
↑商品名または写真を押すと商品詳細ページへ移ります。
◯商品について
従来の防刃グローブですと、軍手に近いようなサイズでほとんど伸縮性のないものが多かったのですが、上記の商品はフィット感や肌触りが格段に違っており、通気性もいいので長い時間装着してても不快感が少ないでしょう。
国産ということもあり、品質に安心できます。また従来のものよりCYGUS(R)(サイグス)素材は約2倍以上も、防刃性能が上がっており心強いです。
事件はいつ発生するかわからないものですので、常に備えておきたいものです。そういった要望に応えたような商品です。

警棒のグリップと防刃グローブ ハイグレードとの相性

警棒によって、グリップが変わってきます。
ホワイトウルフ警棒で例を挙げますと、「合皮グリップ」「ラバーグリップ」「ソフトグリップ」は特に問題無く使用できるかと思います。
ペンタイプ小型警棒のような「金属グリップ」や17インチのスチール警棒のような手触りがツルツルした「樹脂製グリップ」は、少し滑りやすいように思えます。
人により好みがありますので、参考程度にとどめてください。

防刃用品の必要性

対刃物でのケースを想定すると、護身用品のなかで「警棒」が挙げられます。
警棒は相手とのリーチが取れて抵抗しやすいのですが、もし一度でも手や腕を切られてしまった場合、警棒を握れなくなってしまう恐れがあります。
なるべくそういったことを防ぐためにも、防刃グローブ(防刃手袋)や防刃スリーブと言った防刃用品を併用して使用することが生還率アップに繋がります。

「防刺(ぼうし)・防刃服」という選択肢も

これまでの防刃商品は、「切り」には強いですが布であるため「刺し」の動作は弱点でした。ですが2023年11月、当店オリジナルブランド「ホワイトウルフ」より切りだけでなく「刺し」にも強い「防刺・防刃Tシャツ」が新登場いたしました!

対刃物なら、鍔付き警棒

対刃物なら、鍔付き警棒

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警棒を分解したときの注意点

グリップエンドが取り外すことができる特殊警棒があります。
通常の使用のなかでは、ブリップエンドを外す必要がないですが、
スペシャルグリップエンドなどの別のグリップエンドに付け替えるときや
警棒のメンテナンス時に外します。
 
警棒を分解したときの注意点はシャフトを戻すときの向きです!
 
正しいシャフトの向きは、下記の画像を参考に。

 
また、鍔付きの警棒の場合、

 
シャフトを戻すときの向きが逆に入れてしまうと
シャフトの1段目しか出なくなり、シャフトが取り出せなくなるような状態になってしまいます。
 
そうならないためには、まずグリップエンドをシャフトに装着しましょう!
下記の画像のように、グリップエンドを装着して、グリップに戻すと間違いを防ぎます。
もし、3のときに、4のようにシャフトが納まらないときは挿入する向きが逆ということです。

 

※グリップエンドが外せないタイプとオートロックは分解できません。

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犯罪者が刃物をもっていたときの対策で有効な護身用品は?

近年、時と場所を選ばず、無差別に狙った犯罪が増えつつあります。
記憶に新しい出来事としては、小田急線や京王線で起きた事件で、誰もが衝撃を受けたのではないのでしょうか。
またつい先日、同日に、埼玉県川口市の路上で女性が、横浜市JR保土ヶ谷駅近くの歩道で男性が、すれ違いざまに刃物で切り付けられ軽傷を負う事件が発生しました。2024年3月には、熊本県の繁華街で女性3人が刃物によって刺されるという事件が起き、年1月には秋葉原駅で、刃物を持った女性が電車内で次々と乗客を刺していくという事件も発生しています。
通り魔的な犯行の場合、いつターゲットにされてもおかしくないです。
多くの人が、防犯用品や護身用品の必要性を、改めて考えさせられたのではないでしょうか。

もし、日常生活で事件に巻き込まれたときは・・・

まず、逃げれるなら逃げましょう!
護身用品を持っていたとしても、危険を冒す行為は避けましょう。
場合によっては、リスクを冒さないといけないケースがあります。
そのようなときに護身用品の出番です。
相手は、刃物を持っているので、なるべく相手とのリーチを取りたい場合、「警棒」が有効です。
ただし、あくまでその場を切り抜けるために使用することが目的です。
退治するなど深追いすると危険な目に遭う恐れがあります。

対刃物に適した警棒

ホワイトウルフ 7075アルミ合金警棒 26 鍔付


伸ばすと約65cmにもなり、重量がなんと約231g。
素材がスチールだった場合は約540gなので、重さが半分未満に!
※画像を押すと詳細ページへ移動します。

ホワイトウルフ7075アルミ合金バランスウェイトバトン警棒 26 鍔付


上記の7075アルミ警棒と大きな違いは、
シャフトの1段目がスチール素材を採用しています。
シャフトの前方が重たくなることで、同じ振りでも威力が増します!
※画像を押すと詳細ページへ移動します。

対刃物での警棒を選ぶポイント

警棒の長さ

ナイフなどの刃物を持っている場合、
相手との距離をとることが重要ですので、なるべくリーチの長いものが有効です。
但し、使用する場所が室内など狭い空間だと、16インチなどの少し短めがいい場合もあります。

警棒の重さ

警棒は長くなればなるほど、重量が重くなります。
重くなると、相手の動きに反応する速度が鈍くなりますので、
素材が7075アルミやバランスウェイトの警棒は軽くてオススメです。
軽くても、強度はスチールと同等です。

鍔(つば)有り

鍔付き警棒の中でも、鍔を十字にできるタイプがあります。
ツバを十字にすることで、手を守る範囲が広くなり、負傷する確率を下げます。

グリップの種類

万が一、刃物を持った相手との応戦になった場合、なるべくリスクを下げる手段として、防刃グローブ(防刃手袋)の装着が挙げられます。
防刃グローブを装着した状態で警棒を持った時に滑ってしまうなんてことがないように、グリップにも気を配りましょう。
ホワイトウルフ警棒の鍔付きを例として挙げますが、「合皮グリップ」を採用しており、防刃グローブを装着したままでも特に問題無く扱えます。

当店で取り扱っている鍔付き警棒

当店で取り扱っている鍔付き警棒

「防刺(ぼうし)・防刃服」という選択肢も

これまでの防刃商品は、「切り」には強いですが布であるため「刺し」の動作は弱点でした。ですが2023年11月、当店オリジナルブランド「ホワイトウルフ」より切りだけでなく「刺し」にも強い「防刺・防刃Tシャツ」が新登場いたしました!

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凄惨な出来事以降、注目を浴びている警棒TOP3

世界から見ると、安全そうな日本でも
稀に想像もしない出来事が起きることがあります。
そのような出来事が起こるたびに
誰もが平和な日常に忍び寄る危険があると
恐怖感が頭によぎってきます。
 
もしものときに、無防備なんて考えると・・・不安です。
 
想像してみてください・・・
犯罪者と遭遇したときを・・・。
助けなんて呼べないし、待っている時間もない。
自分の身は自分自身で守るしかないのです。

皆様から選ばれている警棒

予期しない出来事には自分で切り抜ける必要があります。
現在、護身用品に関心が高まっており、
その中でも、多くのお客様に選ばれている警棒をご紹介します。

No.1

高強度に鍔までついて、誰もが認める一品

ホワイトウルフ4140カスタムスチール警棒 21 鍔付
17,400円(税込)
商品詳細はコチラ

No.2

初心者でも扱いやすい長さ

ホワイトウルフ 3段式特殊警棒 ST-23
6,280円~(税込)
商品詳細はコチラ

No.3

コンパクトで持ちやすさ重視

ホワイトウルフ ペンタイプ小型警棒 フルブラック
4,480円(税込)
商品詳細はコチラ

対刃物なら、鍔付き警棒

対刃物なら、鍔付き警棒

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おまわりさんの警棒は何センチメートルですか。

掲載更新日:2018/6/7

警察官が持っている警棒について、お客様からのお問合せが、たまにあります。
 
現在扱っているものがどういったものかは断言できませんが、
以前使用していただろうと思える警棒と酷似している警棒は、現在入手困難となっておりますが
下記の警棒が挙げられます。
 
N社製 2段式特殊警棒 III-R型 十字鍔 (B-811R)

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※警棒の長さは約36cm~64.5cmになります(伸ばした状態ですと約25.4インチ相当)
 
また、持っていただろうと思える警棒の特徴は
素材がアルミ製で、2段式の伸縮タイプ、さらに十字の鍔(つば)がついており
それらの特徴も一致しております。
 
この警棒は、伸ばす方法が振り出し式でなく、シャフトの先を持って引き伸ばすタイプです。
振り出し式とは違い、使用することに慣れが必要なく、使用できることも特徴の1つです。
 
その他に、3段警棒も以前使用していたらしく、酷似している警棒は下記の警棒が挙げられます。
長さは約16.5~40cmで、やや短めになります。(伸ばした状態ですと約16インチ相当)
 
国産警棒 NB警棒レプリカ

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国産警棒 NB警棒レプリカの特徴としては
3段式の伸縮性で、鍔なし、スチール製でフリクションロック式になります。
また、カラーは3種類あります。