女性におすすめの持ち歩き防犯グッズ4選|選び方も

自分ひとりの力では犯人を撃退することが難しい女性や子供、高齢者の間で、防犯グッズを携帯する動きが広がっています。
今回は、初めて防護用品を購入する女性におすすめの代表的な防犯グッズを4つご紹介。
もちろん男性でも使えるものばかりなので、それぞれの商品の特徴や防犯グッズの選び方とあわせて、参考にしてみてください。

防犯グッズは災害時にも役立つ

防犯グッズを携帯することのメリットのひとつとして、災害時にも役立つ商品があるというところです。
例えば、ホイッスルや防犯ブザーなどは、被災している時に助けを呼ぶ上で重宝します。体力が無く、大きな声を上げられない時でも、ホイッスルを吹いたり防犯ブザーを鳴らすことで自分が困っていることを周囲に伝えることができます。
防犯グッズの携帯には、その名の通り防犯対策のほかに、災害大国である日本で暮らす上で重要な役割を果たしています。

防犯グッズを選ぶ3つの重要なポイント

まず、女性が携帯できる防犯グッズを選ぶための3つの重要なポイントをご紹介します。
大きなポイントとしては、「携帯しやすい軽さ・サイズ感」「使い勝手の良いもの」「攻撃能力の確認」の3つです。この3つを抑えた上でかわいいものやおしゃれなものなど好きなデザインを選びましょう。

携帯しやすい軽さ・サイズ感のものを選ぶ

防犯グッズを選ぶ上では、携帯しやすい軽さ・サイズ感のものを選ぶことが大切です。

せっかく購入した防犯グッズでも、バッグに入れたら重すぎて運べなかったり、かさばって邪魔になるようではそのうち携帯しなくなってしまいます。普段使っているバッグや中身の重量・空きスペースを考えながら、適切な軽さでちょうど良いサイズ感のものを選びましょう。

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いざという時にすぐ使えるものがおすすめ

次に重要なのが、いざという時にすぐ使えるかどうか。
どこに仕舞っておくかや、どう身に付けるかなどを考えながら商品を近くして、事件に遭遇した時にサッと取り出せてすぐに使えるものを選びましょう。
不審者や通り魔などに遭遇した時には、躊躇せずに防犯グッズをすぐに使用しないと大きな被害をもたらす可能性があります。使い勝手の面からも、操作が簡単だったり、力が弱くても使えるものを選びましょう。

あらかじめ商品の攻撃力を把握しておく

また、商品の性能面で、攻撃力がどの程度あるかもしっかり確認しておきましょう。

スタンガンや催涙スプレーなど攻撃能力のあるものを携帯していることが警察に見つかった場合、軽犯罪法に触れる可能性があります。また、攻撃力の高い武器によって犯人の命を奪ったり、重傷を負わせてしまうと過剰防衛として罪に問われることも。

あらかじめ商品の使い方や攻撃力を理解しておけば、いざという時に躊躇なく使えます。「犯人を倒すことが目的ではなく、犯人から逃げたり、周囲に異変を知らせるために使うもの」と考えて防犯グッズを選びましょう。

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女性におすすめの防犯グッズ4選

それでは、女性におすすめの人気の防犯グッズ4選をご紹介していきます。

催涙スプレーとスタンガンについては、自宅での保管や所持はOKですが、携帯していることを警察に見つかった場合、軽犯罪法に触れる可能性があるので注意しましょう。

防犯ブザー

子供や女性にも人気が高い「防犯ブザー」は、携帯用の防犯グッズとして人気の高い商品です。

ボタンを押したり、紐を引いたりピンを抜くことで大音量が鳴り響き、周囲に異変を知らせたり、犯人を驚かせて撃退する効果があります。85db(デシベル)以上で、20分以上鳴り続けるタイプが推奨されています。

かわいいストラップやキーホルダータイプも多く、バッグの外側に人目につくように付けておくだけでも犯罪抑止効果があります。また、災害時にも重宝するので1個持っているだけで安心感が高まります。

フラッシュライト

続けて、相手に直接の被害を与えずに目くらましができる「フラッシュライト」も女性に人気の商品。

特殊な光を放つフラッシュライトは使い方も簡単で、犯人の顔に向かって照らすだけ。目を開けることができないほどの眩しさで、犯人の目が見えなくなった隙に逃げることができます。

また、照射距離は車のハイビームライト以上。助けを呼びたい時でも強い光で周囲に知らせることができます。相手の肉体を傷つけることなく撃退できる優れモノで、特に女性におすすめできる防犯グッズのひとつです。

催涙スプレー

催涙スプレーは、襲われた時に犯人に向かって吹きつけることで相手をひるませることができるアイテム。女性用はリップスティック型などおしゃれなデザインのものが多く販売されています。

噴射された相手の粘膜に催涙ガスが入り込み、痛みや涙などが長時間続くので、身動きできなくなっている間に逃げることができます。

狙いを定めて噴射できる液状タイプと、広範囲に広がる噴霧タイプがあり、噴霧タイプの場合は風向きによっては自分に被害が及ぶ可能性も。最近はピンポイントで狙える液状タイプの人気が高まっています。

スタンガン

スタンガンは電流を使って犯人の動きを封じるため危険なイメージがありますが、実際には殺傷能力や相手を気絶させるほどのパワーはありません。
相手の命を奪ったり、重傷を負わせることもないので、事件に遭遇した時に躊躇せずに使える安全な防犯グッズのひとつです。また、直接相手に使わず、犯人の目の前で放電させるだけでも、閃光やバチバチと音が出て威嚇することができます。

キーホルダータイプやスティックタイプ、フラッシュライト・催涙スプレーと一体になった商品など、便利でかわいいスタンガンがたくさん展開されています。

まとめ

女性におすすめの代表的な防犯グッズは、おしゃれでかわいいデザインのものが多く、相手に重大な被害を与えずに撃退できるものばかり。
ただし、催涙スプレーとスタンガンについては携帯に注意が必要なので、初めて購入するなら防犯ブザーやフラッシュライトが特におすすめです。

護身用武器は銃刀法違反にならない?軽犯罪法との違いも

防犯グッズを購入しようとする時に、法に触れるかどうか不安になって躊躇する人は多いもの。

しかし、現在日本で公式に販売されている防犯グッズは合法のものばかりで、攻撃力のあるスタンガンや催涙スプレーも、購入しただけで罪に問われることはありません。

購入を悩んでいる方のために、そもそも銃刀法違反とは?軽犯罪法とは?など、防犯グッズと法律との関わりについて詳しくご紹介します。

護身用品の持ち歩きで注意するのは、軽犯罪法のみ

まず、防犯グッズや護身用品の携帯で注意するべき法律は、「軽犯罪法」のみです。
「銃刀法違反」とは、銃砲・クロスボウ・刀剣などの刃物を権限なく違法に所持していることが問題になります。スタンガン、催涙スプレー、警棒などの防犯グッズは、銃でも刃物でもないので銃刀法には一切触れません。
対して、「軽犯罪法」の場合は少々ややこしいです。
「軽犯罪法」では、「正当な理由がなく刃物、鉄棒その他、人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」を拘留又は科料に処するという項目があり、護身用品の中にはこれに当てはまる商品もあります。
ここでのポイントは、「携帯していた者」とされている点。つまり、自宅や店舗での保管はOKだが、持ち歩きする場合に、軽犯罪法に触れる可能性のある防犯グッズがあるということです。
ただし、この辺りは警察官によって判断が異なるところもあるので、以下で詳しく説明していきます。

護身用品の購入・所有は合法

まず、スタンガンや催涙スプレーなど、護身用品の中でも攻撃能力のあるものを購入して、自宅や店舗に保管しておく場合は何の罪にも問われません。
「護身用品の購入・所有は合法」と覚えておきましょう。
しかし、防犯グッズは外出先での通り魔や不審者などから身を守るためのものなので、携帯したい方がほとんどかと思われます。その場合、正当防衛に当たるかどうかが焦点となってきます。
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通り魔や暴漢に襲われた時の使用は正当防衛が認められる

スタンガンや催涙スプレーなどを携帯しているのを警察に見つかった場合、対応は警察官によって分かれる…というのが現状です。
攻撃能力のある防犯グッズを携帯していることが警察官に見つかった場合、状況によっては所持しているものを没収されることもあります。「護身のために持っています」など正当な理由を伝えて注意で終わることが多いとも言われていますが、警察官の判断によるので、絶対に注意で終わる、……とも言いきれないのが現状です。
しかし、ここからが法律の謎の部分。防犯グッズの携帯自体は法に触れる可能性がありますが、いざ事件に遭遇した時に携帯していた防犯グッズを使用して身を守った場合は「正当防衛」として認められればお咎めなしです。
そのため、すでにストーカーなどの被害に遭っている場合は、警察にあらかじめ相談した上で防犯グッズを持ち歩くようにしましょう。

過剰防衛にならないよう注意

「正当防衛」とは、「自分の身に危険が迫っている時に、自分の生命や身体を守るためにやむを得ず応戦した場合」に認められます。
自分と相手が同程度の攻撃力であることも重要なポイントで、相手よりも強い殺傷能力のある武器を使って応戦して、相手に重い肉体的損傷を負わせてしまった場合、「過剰防衛」とみなされることがあります。
過剰防衛にならないよう注意するためには犯人と対峙している時でも、「悪いのは加害者だから何をしても良い」「どんな攻撃を仕掛けてもいい」という考えは控えるようにしましょう。実際に犯人の命を奪ったり重傷を負わせてしまうと、過剰防衛とされてしまう可能性があります。

護身用武器は躊躇せず使うことも大切

そうは言っても、護身用武器は、事件に遭遇したら躊躇せずに使うことが大切です。

事件に遭遇した時は自分の身を守ることが精一杯で、正当防衛か過剰防衛かなど細かいことを考えられるような状況ではありません。襲ってくる犯人に対して気が動転して、つい過剰に攻撃をしてしまうことも大いに考えられます。
そのため、防犯グッズを携帯する上で不安がある場合は、その商品の殺傷能力(攻撃力がどの程度か)をしっかり把握して、自分が誰かに対して使える程度のものかどうかと、その商品の正しい使い方を理解しておきましょう。
相手に重篤な被害をもたらさない使い方や、その商品そのものの攻撃能力の限界をあらかじめ把握しておけば、いざという時に思いきって使えます。
実際に数ある防犯グッズの中から自分の使い勝手の良いものを選んで、シミュレーションしながら上手く使いこなせるかどうか確認しておくと良いでしょう。
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まとめ

実際に事件に遭遇した時は、110番では間に合わないことも多いです。
そのため、ある程度の攻撃能力を備えた防犯グッズを携帯する時は、小型や軽いものなどをバッグに潜めて、警察官から見えないように持ち歩くようにしましょう。
「防犯グッズのボディーガード」では、スタンガンや催涙スプレーもさまざまな種類を用意し、ご自身の身の安全を守るお手伝いをしております。

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子供から大人まで使える防犯ブザーは逆効果?|その本当の防犯効果

防犯グッズの入り口として、初めて防護用品を購入する人や、女性や小学生・中学生の子供、高齢者に人気の防犯ブザー。

犯人の肉体を損傷せず、周囲に異変を知らせることができる防犯ブザーは、デザインもかわいいものやおしゃれなものが多く、男の子にも女の子にも持たせやすい所も高ポイントです。

しかし、「防犯ブザーは意味がない」「防犯ブザーに防犯効果はない」と言われてしまうことも。そこで今回は、正しい防犯ブザーの使い方や本当の効果についてご紹介していきます。

防犯ブザーは逆効果?本当に防犯効果はあるの?

防犯ブザー

場合によっては逆効果?とも言われている防犯ブザー。

たしかにブザーが鳴ったことで犯人が逆上してしまうこともありますが、適切な距離を取って、犯人に効果的な正しい使い方をすれば防犯効果はちゃんとあります。

基本的には、防犯ブザーは自分が逃げるための時間稼ぎに使える防犯グッズのひとつです。

防犯ブザーが効果を発揮するのは、不審者に遭遇した時に、怖くて声が出なくなってしまったり、声が小さくて周りに伝わらないような状況下です。子供の小さな声がかき消されてしまうシーンでも、大音量で犯人を驚かし、同時に周囲に異変を知らせることができます。
また、出歩く時に人から見えるように身に付けたり、自宅に防犯ブザーを設置して防犯シールを貼っておくことで、しっかり防犯対策をしていることが犯人に伝わり、犯罪抑止効果にもつながります。

防犯ブザーの正しい使い方

防滴型防犯ブザー

まず、防犯ブザーの正しい使い方を把握しておきましょう。

基本的な使い方として、危険を察知したら、ためらわずにすぐに鳴らすことと、誤作動ではないことを示すために継続的に鳴らすことが大切です。

実際に事件に遭遇した時は、身体が固まって上手く動かなかったり、手元が震えてブザーを使いこなせないことがあるので、購入後はあらかじめ自宅で練習しておくようにしましょう。

他人の目につくところに取り付ける

バッグの中など取り出しにくい場所に入れておくと、いざという時にすぐ取り出せず、慌ててしまって逆に犯人に追い詰められる結果になってしまうことがあります。
バッグやランドセルに付けられるキーホルダーやストラップなどを選んで、他人の目につくように身に付けましょう。

また、バッグやランドセルに取り付けたら、防犯ブザーを鳴らすシチュエーションをイメージして、バッグを持ったままですぐに使えるかどうか、使い勝手も試しておきましょう。

防犯ブザーは「投げる」か、「鳴らしたまま持って逃げる」

防犯ブザーの使い方には、大きく分けて「投げる」と「鳴らしたまま持って逃げる」の2つがあります。
まず最初に、「投げる」シチュエーションから。

手元で防犯ブザーを鳴らすと、犯人が止めようとしてブザーを奪おうとすることがあります。この場合は、鳴らした防犯ブザーを「犯人から少し離れた辺りに向かって投げる」か、「自分が逃げる逆の方向に向かって投げる」ようにしましょう。

ただし、硬い地面に当たると壊れてしまう可能性があるので、勢いよく投げつけるのはNG。投げる場合は、硬い地面などは避けて、防犯ブザーが壊れないようにふんわり放り投げるような感じで投げましょう。

犯人が防犯ブザーを止めようと気を取られている隙に、自分が逃げるための時間稼ぎができます。

また、暗い夜道など人通りが少ない場合は、「鳴らしたまま持って逃げる」のが有効な場合もあります。

自分にとっては、ブザーを鳴らしたまま逃げることで多くの人に気付いてもらえる可能性が高まります。また、犯人にとっては追いかけるほど逮捕のリスクが高まるので、途中で追いかけるのを諦めることがあります。

防犯ブザーと一緒に、できれば具体的なSOSを周囲に伝える

恐怖のあまり声が出なくなってしまったり、具体的なSOSを大声で叫べない時に防犯ブザーは活躍します。

しかし、実際に防犯ブザーが鳴っているだけでは周囲は何が起こっているのかわからないため、もし余裕があれば「警察を呼んでください!」など具体的なSOSを大声で周囲に向かって伝えるようにしましょう。

遠巻きに見ていた人や通りすがりの人に具体的な状況が伝われば、その人がスマホですぐに通報してくれる可能性が高まります。

防犯ブザーの選び方

防犯ブザーは自宅用や携帯用、おしゃれでかわいいものから本格的なものまで、さまざまな種類が展開されています。

防犯ブザーを効果的に使う上で、押さえておくべき2つのポイントをご紹介します。

犯人が簡単に音を止められないものを選ぶ

犯人に向かって投げたり、自宅で大音量で犯人を撃退する防犯ブザーは、犯人が簡単に音を止められないものを選びましょう。

携帯用の防犯ブザーは、紐で引っ張って音を出すタイプや、ピンを引き抜くもの、ボタンタイプなどいろんな商品が展開されています。

特におすすめなのは紐とピンタイプで、ランドセルを背負ったまま紐を引っ張るだけで鳴る紐タイプは小学生にピッタリ。また、ピンを引き抜くタイプなら、ピンを引き抜いてブザーを犯人の方に投げてしまえば、犯人は自分でブザーを止めることができません。
ボタンも手軽で使い勝手は良いですが、ずっとボタンを押していないと鳴り止んでしまうため、ピンや紐との併用タイプを選びましょう。
なお、子供に持たせて心配な場合は、誤作動防止機能付きのものがおすすめです。

音量は85dB以上・20分以上連続鳴動タイプがおすすめ

周囲にしっかり異変を知らせたり、犯人を驚かせる必要があるので、防犯ブザーの音量は大きめのものが推奨されています。
一般的に、80㏈(デシベル)は電車の線路のそばに立っている程度のうるささで、普通の人であればうるさくて我慢できないほどの音量です。この80㏈をひとつの目安として、防犯ブザーは85db以上の音量のものを選びましょう。
また、継続して鳴り続けていることで「誤作動ではなく、異常だ!」ということが周囲に異常が伝わるので、20分以上連続で鳴るタイプがおすすめです。
ボディーガードでは、女性のお客様におすすめな「防犯ブザー」と「催涙スプレー」がセットになった、お得な商品も取り扱いしております! 一人暮らしが不安な方、お仕事や学校からの帰り道が不安な方などへ、特におすすめの商品です。もちろん、プレゼントとしてご購入される方もいらっしゃいます。
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まとめ

防犯ブザーには、目につくことで犯罪抑止効果がある以上に、犯人と対峙した時に「自分が逃げるための時間稼ぎ」「犯人を撃退する」「周囲に異変を知らせる」という3つの防犯効果があります。
また、子供に持たせる時はGPS機能付きのものを選ぶと良いですね。羽のようなかわいい形など、いろんなデザイン・カラーの防犯ブザーがありますよ。
「防犯グッズのボディーガード」で、お客様の身の安全を守るための防犯グッズを探してみてください。

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催涙スプレーの効果と実際にかかったらどうなるのか

 催涙スプレー(防犯スプレー)は、相手の手の届かない範囲から使用でき、また使用方法も相手に向かって噴出するだけというシンプルな動作の為、女性に最もオススメできる護身用品です。
 しかし、催涙スプレーを実際に使用したらどうなるのか、また間違えて自分に掛かってしまった場合どうすれば良いのか疑問に思う人もいると思います。
 
 そこで今回は、催涙スプレーの効果や催涙スプレーが掛かってしまったらどうなるのか、またその時の対処法をまとめてみました。

覚えておいてほしいことは一つだけ!

催涙スプレーについて、覚えておいてほしいことはただ一つだけです。

 

OCガスの催涙スプレーはとっても安全!

後述しますが、当店で取り扱いの催涙スプレーの成分は唐辛子成分で出来ています。

短時間で高い効果を得られ、過剰防衛にもなりにくい、画期的な護身用品です。

催涙スプレーの成分について

 催涙スプレーのガスの主成分は大きく分けて「OC(オレオレジン・カプシカム)ガス」(唐辛子スプレー)と「CN(クロロアセトフェノン)ガス」の2種類に分けられますが、現在流通している催涙スプレーは効果の高さや安全性から、OCガスの催涙スプレーが殆どです。
 また、当店で現在取り扱っている催涙スプレーも全てOCガスを使用しています。

催涙スプレーのガスの種類

OC(オレオレシン・カプシカム)ガス

 OCガスはトウガラシに多く含まれる辛味成分である「カプサイシン」が主成分です。
 唐辛子などを触った手で顔を触ったら激痛がはしったことがある、という人もいると思いますが、OCガスの催涙スプレーの痛みの感覚としてはその状態に近く、顔周辺に少しでも付着すれば十分に効果が期待でき、またその効果も1~2時間程度続くので、催涙スプレーを噴射された相手がすぐに反撃してくるような危険性も低いので、その隙にその場から安全に逃げることができます。
OCガスを使用した安全な護身用催涙スプレーはこちら
 
 OCガスは熊等の野生動物撃退用スプレーにも用いられる程、強力な成分ですが、自然由来の成分なので、健康被害や後遺症を引き起こす心配はありません。また、CNガスの催涙スプレーと違い、アルコールを摂取している人や薬物の常用者にも効果があります。

CN(クロロアセトフェノン)ガス

 CNガスは化学成分が使用されています。眼はもちろんのこと皮膚に付着するだけでも火傷のような激しい痛みが生じ、ひどい場合は炎症になることもあるそうです。
 また、弱点としてアルコールを摂取している人や薬物の常用者等には効果がない場合があります。

催涙スプレーの効果について

 催涙スプレーは、主に目や鼻等の粘膜に作用します。何も対処しない場合、下記の様な症状が長時間続きますので、その隙に逃げて助けを呼びましょう。

目に入った時

 催涙スプレーが目に入った場合、目の痛み等で目を開くことが困難になり、また目を開ける事が出来たとしても、涙が流れるため視界が悪くなります。

吸い込んだ時

 催涙剤やその匂いを吸い込んだ場合、トウガラシ成分の強い刺激により、のどの痛みや鼻水・咳などで呼吸がしづらくなります。

皮膚についた時

 皮膚に付着した際の症状は、催涙剤がかかる量や濃さ、場所により違いが有ります。
 目・鼻・口などの粘膜や皮膚が薄い部分ほど大変強い刺激を受けやすく、焼けるような痛みを感じ、皮膚が赤くなる場合があります。
 逆にある程度皮膚が厚い場所(手の平など)に少量付着した場合は、そこまで刺激を感じません。しかし、人によっては皮膚が厚い場所にかかってもヒリヒリとした痛みを感じる場合や、皮膚が赤くなる可能性はあります。

もしも催涙スプレーが自分にかかったら?

 OCガスの催涙スプレーが皮膚に掛かった場合、噴射から一定時間が過ぎれば症状が緩和し、後遺症の心配もほぼありません。しかし、自然回復には時間がかかるため、催涙スプレーがかかった後に何もしなかった場合、痛みが続く時間も長くなってしまいます。
 そこで、OCガスの催涙スプレーが自分に掛かってしまった場合の対処法をまとめてみました。

最初にすること

 もしも、催涙スプレーが手に付着した場合、周囲を触らないようにしましょう。催涙スプレーが付着した手で他の場所を触ると、触った場所にも催涙剤が付着し、症状が広がってしまいます。
 催涙剤が付着した衣類はすぐに脱ぎましょう。催涙剤が付いたままでいると催涙成分が蒸発・拡散して被害が大きくなる恐れがあります。
 また、催涙スプレーが付着した場所を洗う際は必ず「冷たい水」を使用しましょう。お湯やぬるま湯を使用すると、毛穴等が開き催涙剤が皮膚の隙間へ入り込む事があり、催涙剤の効果を高めてしまいます。

目に入った場合

 催涙スプレーが目に入った場合は、絶対に擦ったりせず、すぐに大量の冷たい水でよくすすいでください。また、コンタクトレンズを外す際は、催涙剤がついている手で目を触らないように注意してください。

顔に掛かった場合

 目の周辺や唇等の口の周辺に掛かった場合、大量の冷たい水で、擦らないようにしながら洗い流し、冷まし続けてください。
 催涙剤が付着した場所をタオルで拭いたり、石鹸などを使用して擦るように洗うと、催涙成分を皮膚にこすりつける事になるため刺激を受けやすく、また成分が皮膚の隙間に入り込むため刺激が長時間残りやすくなります。
 個人差はありますが、目の周辺や唇などに刺激(灼熱感)がある場合でも、冷たい水で洗い流した場合、最大でも約1日経てば通常は刺激はおさまります。

手についた場合

 催涙スプレーが手についてしまった場合は、すぐに催涙剤を冷たい水で洗い流しましょう。食器用洗剤は肌に浸透しやすいので、催涙剤を洗い流すのには適していません。
 また、催涙剤を洗い流した後でも、手では刺激を感じない程度の催涙剤が付着している場合があり、その状態で皮膚が薄い部分(口や目の周辺等)に触ってしまうと刺激を感じることがあるので注意が必要です。

吸い込んでしまった場合

 催涙剤が口や鼻に入ったり、催涙剤の匂いを吸い込こみ、のどに痛みを感じる場合は、何度もうがいをしましょう。水を飲んだり、つばを飲み込むのは避けてください。
 また、鼻に症状が出ている場合は水で鼻うがいを行ってください。

もし小さな子が触ってしまった場合

 通常、OCガスの催涙スプレーの効果は一時的なもので、後遺症の心配もほぼありません。
 しかし、催涙スプレーを家の中に置いていた時に小さなお子さんが触ってしまい、催涙剤が顔等に付着した場合、催涙剤(トウガラシ成分)の効果が抵抗力の許容範囲を超えてしまう可能性があるため、すぐに病院を受診するようにしましょう。

催涙スプレーの中和剤

 催涙スプレーが物や体に付着した時に、催涙剤を中和する為の中和剤シートもあります。
 
催涙スプレーの中和剤 SUDECON 2個セット

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ウエットシートタイプなので、目や体内に入った催涙剤を拭き取ることは出来ませんが、顔や手、身体などに付着した催涙剤を中和したい時に役立ちます。

最後に

 OC(オレオレシン・カプシカム)ガスを使用している催涙スプレーは、もし手違いで自分にかかってしまっても、後遺症の心配はほとんどありません。水で洗い流したり、催涙スプレーの中和剤を使用することで、元に戻ります。
 元に戻ると聞くと、すぐに相手が回復して再び襲ってくると思われるかもしれませんが、その場ですぐに水で洗い流したりすることはできないことや、吹きかけられた相手は混乱状態に陥る可能性がとても高いので、その隙にその場から逃げましょう。
 また、催涙スプレー等の護身用品の所持や持ち歩きにつきましては「護身用品の携帯は合法といえるの?」をご確認ください。

こんな商品も取り扱いしています

 見た目は催涙スプレーそっくりですが、催涙成分はなく噴射すると色が付く「防犯用のカラースプレー」も取り扱いしています。不審者に逃げられてしまいそうなときに噴射することで、犯人確保の足掛かりを作ることができます。

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