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護身用品である警棒に使用している素材について

ご機嫌いかがですか?
ボディーガードのスタッフが、警棒(特殊警棒)の素材についてご説明いたします。
警棒に使用されている素材は、金属以外に、塩ビ・ポリエステル・プラスチック・ナイロン。。。色々あるんです。
今回はホワイトウルフ警棒で使用されている代表的な素材をご紹介させていただきます。
あなたを危険から守ってくれる珠玉の一本を選ぶ際の指針となれれば嬉しいです!

代表的な3つの素材

スチール

『なんとなくお手頃価格で無難に頑丈そうな感じ?』なんてイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
では実際どんなものに使われているのかと言いますと、公園の遊具や学校のロッカーなどが挙げられます。
スチールを用いた警棒は、500キロ相応の力にも耐えうる強さを持ち合わせています。
鉄より強くする為に鉄より重い素材を30%ほど含有しているので、ずっしりした感覚があります。
多少重みがありますので、実際に扱うには、ある程度の腕力を必要とします。
とはいえ、16インチや21インチのサイズであれば、ほとんどの一般男性はご使用できるかと思います。

4140カスタムスチール

普段あまり耳にしないような、聞き慣れない名前ですね。
『カスタム?スチール???合金??』イメージが沸かない方もいらっしゃるかも知れません。
わかりやすく言うと、スチールに熱処理を加えることで、スチールの約3倍の強度を実現したスチール、言わば『ハイグレードスチール』といっても過言ではありません。
車の部品や、有名自転車ブランドの部品(映画ETで主人公が乗っていたKUWAHARA BMXにも!!)等、強さと硬さ、耐久性が必要とする重要なパーツで使われることが多い素材なんです。
一般的なスチールと比較すると、強度がなんと約3倍ですので、約1500kgの力に耐えうると謳っています!
強度重視の方や腕力のある方には向いている素材です。重さは、スチールとほぼほぼ変わりないので、ある程度の腕力が必要となり、女性よりも男性向けかと思います。

7075アルミ合金

「7075アルミ合金」は知らないけど、、、「ジュラルミン」って聞けば、『あ!!知ってる!!アタッシュケースのやつだ!!ドラマなどで大金や重要な書類を入れるものだ!!』と、思う人も少なくないでしょう。
7075アルミ合金は、ジュラルミンよりもさらに強度のある「超々ジュラルミン」と呼ばれる素材のことなのです。
その軽さと強度には定評があります。スチールの3分の1程度と軽量でありながら、その高い表面硬質性よって、ロケットの部品や航空機の部品として採用されています。
そして、金属発色の良さもあり、ヒップホップ風に例えるならばまさにブリンブリン。アウトドアブランドとして有名なロゴス(LOGOS)では、テントや椅子等でも使われています。
キャンプやグランピングが流行っている昨今、より身近に感じられる素材となりつつありますが、アルミ合金の中でも高級素材なんですよ!
他の追随を許さないその軽さと表面硬質の高さを持ち合わせた警棒は、女性や腕力に自身のない方にもオススメです!

2つの素材を組み合わせた警棒

7075アルミ合金バランスウェイト

純粋な素材の説明ではないですが、上記で説明した2つの素材を使用した警棒があります。
ホワイトウルフ警棒には、7075アルミ合金のみを使用した警棒と、7075アルミ合金をベースに、スチールを警棒の先端シャフトにのみ使用しているので重心が警棒の先端にさせることで、振りやすさを考慮した「バランスウェイト」というシリーズがあります。
実際にご購入いただいたお客様からは『7075アルミ合金のみの警棒よりも振り出しやすく、降り出した警棒を戻す時もスムーズで使いやすい!!』と定評を頂いております。
ご自宅で、若奥様やお母様にも防犯としてお使い頂く可能性がある際には、こちらの7075アルミ合金バランスウェイト警棒が最適かと思います!

グリップの素材について

ここまで警棒のシャフト部分の素材についてお話しましたが、ここからは少し横道にそれてグリップ部分の素材について触れていきますね。

ホワイトウルフ警棒では、ラバーグリップと合皮のグリップを基本的に採用していますいざ警棒を使う時というのは、身に迫る脅威と対峙しなければいけない時等で、こちらも緊張や興奮によって自律神経が刺激され、交感神経優位の身体的反応(手汗や過緊張など)が起こってもおかしくないと思われます。そんな時にもしっかり握りしめられる素材を選んでいただけると、より警棒が扱いやすいかと思われます。

ラバーグリップ

ラバーグリップは、表面が編み込みの様な凹凸がある仕上げになっています。
ラバー仕様ですので、手のひらに吸い付くような感覚で、しっかりと握ることができます。

合皮グリップ

合皮のグリップは、バックスキンほどの起毛感はないのですが、滑りにくい仕上げになっていて、ぐっと握り込むと硬めのウレタン状に手をしっかりホールドしてくれるような安定感があります。
緊張で手が汗ばんでも、滑りにくいという特徴もあります。

※上図が「ラバー」。下図が「合皮」。

さいごに

長い文章にお付き合い頂きましてありがとうございました。
この記事を通して、各素材の特徴などが、少しでもわかりましたでしょうか。
あなたにあった警棒を探すヒントとして、今回の記事を活用してもらえると嬉しい限りです!

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警棒の曲げ強度はどのくらい必要?

kyoudo

警棒の強度って気になりますか?

中には「少しでも強い警棒が欲しい」と強度にこだわるお客様もいます。が、実は私は特別弱い素材ではない限りさほど強度は重要視しておりません。
なぜだと思いますか?

答えは警棒を対人間で使用する場合安い警棒でも十分な強度があるからです。

一般的に金属製の安い警棒はスチール製です。このスチール製の警棒で人間を叩いてもまず曲がることはありません。木やコンクリートなど相手が曲がったり壊れたりしない対象物を成人男性が思いっきり叩くとやっと少し曲がるくらいです。ちなみに警棒は少しくらい曲がっても即使えなくなるということはありません。したがって対人間での使用で警棒の強度不足で使用できなくなるということはまず考えられません。

それでも強い警棒が欲しいですか?欲しいですよね(笑)

では一般的に曲げ強度というものがどのくらいあればどのくらい強いのか具体例でご説明したいと思います。

※例えとして分かりやすいように成人男性を例にしておりますが、結果は個人差があることご了承ください。

曲げ強度 100kg以下(木、プラスチック)
・成人男性が硬いものを強く叩くと比較的簡単に曲がったり折れたりするくらいの強度

曲げ強度 300kg(木、プラスチック、軽金属)
・成人男性がフルパワーで硬いものを叩くと一発で曲がるくらいの強度

曲げ強度 500kg(金属)
・成人男性がフルパワーで硬いものを何度か叩くと少しずつ曲がっていくくらいの強度

曲げ強度 1000kg(金属)
・成人男性の中でもかなり力が強い人がフルパワーで何度も硬いものを叩くと少し曲がるか曲がらないかくらいの強度

曲げ強度 1500kg以上(金属)
・成人男性の力では通常叩いても曲がることのない強度

人間が使用する場合これ以上強い警棒でも強度の差を感じることは通常ありません。

下記は曲げ強度1500kgの警棒で500kgほどの警棒を叩いた場合の動画です。

最後はカスタムスチール同士を叩きつけてみましたが、人間の力ではこれ以上の強さは必要ないことが分かるかと思います。
ちなみに叩いているのは体重80kg以上の筋肉質の男性ですので通常の一般成人男性より力は強いと思います。

弊社では強度の強い警棒をご希望のお客様は動画の中でも使用しております「ホワイトウルフ4140シリーズ」の警棒をおすすめしております。