名前や形は知っているけれど、そもそもの仕組みや使い方はよくわからない……という方も多いですよね。
スタンガンとは
スタンガンの仕組み
スタンガンの携帯について
スタンガンの正しい使い方
相手の腕や手に当てても良いですが、一般的には足などの下半身の方がよけにくく、当たりやすいのでおすすめです。どこに当てても相手の全身に電流が流れることを覚えておきましょう。
気絶や死亡?人体への影響は?
そのため、スタンガンを使って相手が死亡したという例は、日本国内の販売品については一例もありません。
せっかく購入した防犯グッズでも、バッグに入れたら重すぎて運べなかったり、かさばって邪魔になるようではそのうち携帯しなくなってしまいます。普段使っているバッグや中身の重量・空きスペースを考えながら、適切な軽さでちょうど良いサイズ感のものを選びましょう。
スタンガンや催涙スプレーなど攻撃能力のあるものを携帯していることが警察に見つかった場合、軽犯罪法に触れる可能性があります。また、攻撃力の高い武器によって犯人の命を奪ったり、重傷を負わせてしまうと過剰防衛として罪に問われることも。
催涙スプレーとスタンガンについては、自宅での保管や所持はOKですが、携帯していることを警察に見つかった場合、軽犯罪法に触れる可能性があるので注意しましょう。
ボタンを押したり、紐を引いたりピンを抜くことで大音量が鳴り響き、周囲に異変を知らせたり、犯人を驚かせて撃退する効果があります。85db(デシベル)以上で、20分以上鳴り続けるタイプが推奨されています。
特殊な光を放つフラッシュライトは使い方も簡単で、犯人の顔に向かって照らすだけ。目を開けることができないほどの眩しさで、犯人の目が見えなくなった隙に逃げることができます。
また、照射距離は車のハイビームライト以上。助けを呼びたい時でも強い光で周囲に知らせることができます。相手の肉体を傷つけることなく撃退できる優れモノで、特に女性におすすめできる防犯グッズのひとつです。
噴射された相手の粘膜に催涙ガスが入り込み、痛みや涙などが長時間続くので、身動きできなくなっている間に逃げることができます。
キーホルダータイプやスティックタイプ、フラッシュライト・催涙スプレーと一体になった商品など、便利でかわいいスタンガンがたくさん展開されています。
しかし、現在日本で公式に販売されている防犯グッズは合法のものばかりで、攻撃力のあるスタンガンや催涙スプレーも、購入しただけで罪に問われることはありません。
購入を悩んでいる方のために、そもそも銃刀法違反とは?軽犯罪法とは?など、防犯グッズと法律との関わりについて詳しくご紹介します。
そうは言っても、護身用武器は、事件に遭遇したら躊躇せずに使うことが大切です。
犯人の肉体を損傷せず、周囲に異変を知らせることができる防犯ブザーは、デザインもかわいいものやおしゃれなものが多く、男の子にも女の子にも持たせやすい所も高ポイントです。
しかし、「防犯ブザーは意味がない」「防犯ブザーに防犯効果はない」と言われてしまうことも。そこで今回は、正しい防犯ブザーの使い方や本当の効果についてご紹介していきます。
たしかにブザーが鳴ったことで犯人が逆上してしまうこともありますが、適切な距離を取って、犯人に効果的な正しい使い方をすれば防犯効果はちゃんとあります。
基本的には、防犯ブザーは自分が逃げるための時間稼ぎに使える防犯グッズのひとつです。
基本的な使い方として、危険を察知したら、ためらわずにすぐに鳴らすことと、誤作動ではないことを示すために継続的に鳴らすことが大切です。
また、バッグやランドセルに取り付けたら、防犯ブザーを鳴らすシチュエーションをイメージして、バッグを持ったままですぐに使えるかどうか、使い勝手も試しておきましょう。
手元で防犯ブザーを鳴らすと、犯人が止めようとしてブザーを奪おうとすることがあります。この場合は、鳴らした防犯ブザーを「犯人から少し離れた辺りに向かって投げる」か、「自分が逃げる逆の方向に向かって投げる」ようにしましょう。
ただし、硬い地面に当たると壊れてしまう可能性があるので、勢いよく投げつけるのはNG。投げる場合は、硬い地面などは避けて、防犯ブザーが壊れないようにふんわり放り投げるような感じで投げましょう。
犯人が防犯ブザーを止めようと気を取られている隙に、自分が逃げるための時間稼ぎができます。
自分にとっては、ブザーを鳴らしたまま逃げることで多くの人に気付いてもらえる可能性が高まります。また、犯人にとっては追いかけるほど逮捕のリスクが高まるので、途中で追いかけるのを諦めることがあります。
しかし、実際に防犯ブザーが鳴っているだけでは周囲は何が起こっているのかわからないため、もし余裕があれば「警察を呼んでください!」など具体的なSOSを大声で周囲に向かって伝えるようにしましょう。
遠巻きに見ていた人や通りすがりの人に具体的な状況が伝われば、その人がスマホですぐに通報してくれる可能性が高まります。
防犯ブザーを効果的に使う上で、押さえておくべき2つのポイントをご紹介します。
携帯用の防犯ブザーは、紐で引っ張って音を出すタイプや、ピンを引き抜くもの、ボタンタイプなどいろんな商品が展開されています。
また、乗車前のホームでも気を許さないようにして、さりげなく不審者がいないかどうか全体をチェックしておきましょう。
乗降口やドアの近く・連結部分辺り・優先席付近に設置されていることが多いので、通勤通学など電車に乗っている時に、実際に非常通報ボタンや消火器の位置を自分の目で確認しておきましょう。
しかし、小田急線刺傷事件や京王線刺傷事件で、非常通報ボタンは何度も押されていたものの、車掌が呼びかけても乗客が応じなかったため、何が起こっているのか把握するまで時間がかかってしまったという経緯があります。
車内で火災が起こったら、まずは隣の車両へ逃げることが大切。
全員逃げ終わった時点で車両間の扉を閉めることで、燃え広がりや煙の充満を防げます。
通勤用のバッグを防刃バッグにすることで、ナイフなど刃物で切りかかられてもバッグを盾にできます。犯人の気を逸らして被害を食い止めながら、逃げ道を探しましょう。
また、至近距離で犯人と対峙している時は、折り畳み傘・傘は開かずに、閉じたまま手首から肘に貼り付けるようにして持ち、ボクシングのディフェンスのような形で盾にして、犯人からの攻撃を防ぎます。
バッグやジャケット、閉じた傘を振り回して、とにかく急所への攻撃を逸らします。犯人のやる気を逸らして抵抗しながら距離を取って、できるだけ犯人から離れるようにします。
また、あまり犯行に慣れていない犯人の場合は、刃物を振り回すと大振りになることが多いです。大振りに刃物を振り下ろしている間に、サッと身を屈めて犯人の下半身の横をすり抜けるように走って逃げることで助かるケースもありますよ。
逃げる途中でしりもちをついたり転んでしまった場合も、すぐに立ち上がるように意識しましょう。
背中を見せたくなくても犯人が追いかけてきている時は、全力で走って逃げながら大声で叫んで、とにかく誰かに気づいてもらうようにします。
これについては、昔は周囲の気を引くために「火事だ!」と叫ぶと良いと言われていました。しかし、全員がスマホを持っている現代では、具体的なSOSを誰かが聞き取ってすぐに通報することで、被害が出る前に間一髪で警察が犯人を取り押さえることも多くなっています。
一般的に、刃物で人を襲う距離は5m、諦めるのは20mと言われています。犯人の気を逸らしながら、とにかく20m以上の距離を取れる状況に持って行くようにしましょう。
女性のヒールやミュール・タイトスカートなどはファッション面からは素敵ですが、歩きやすく走りやすいスニーカーやパンツの方が安心です。
暮らしている街のどこに交番があって、どこに大きな避難所があるかを把握しておくだけで安心感につながります。また、事件時に逃げ込める建物として、普段から道沿いのお店や施設などをチェックしておくことも大切です。
仕事や学校帰りに薄暗い夜道を歩かなければならない時は、スマホの懐中電灯を点けたりスマホの画面をONにして、「いつでも電話できる」ことを周囲にアピールすることでも防犯になります。