痴漢の手口は年々巧妙に、そして悪質になっています。痴漢被害に遭うことで、精神的なストレスや、恐怖など様々な苦痛が与えられてしまいます。
痴漢被害に遭わないためには、痴漢が起きやすい場所に行かないなど、予防することが大切です。
どのように予防すればいいのか、万が一被害に遭ってしまったときは、どのように助けを求めればいいのかご紹介いたします。
痴漢被害に遭わないためには、痴漢が起きやすい場所に行かないなど、予防することが大切です。
どのように予防すればいいのか、万が一被害に遭ってしまったときは、どのように助けを求めればいいのかご紹介いたします。
痴漢被害はどのくらい起きているのか
警視庁の調べによると、毎年これだけの痴漢(迷惑防止条例違反)が検挙されています。
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
迷惑防止条例違反のうち痴漢行為の検挙件数(電車内以外を含む。) | 2,789 | 1,915 | 1,931 |
電車内における強制わいせつの認知件数 | 228 | 143 | 124 |
しかし、実際は痴漢被害に遭っても、我慢してしまったり、怖くてその場から逃げてしまった人もいたりするため、被害件数はもっと多いでしょう。
痴漢がもっとも多いのは電車
痴漢の多くが電車で起きています。痴漢が発生しやすい時間帯は、通勤ラッシュの朝7~8時台です。発生しやすい理由としては、人と人が密着しやすくばれにくい為です。
痴漢に遭わないための予防法
痴漢に遭わないためには、「予防する」ことが大切です。ここでは、誰でもできる4つの痴漢対策をご説明致します。
女性専用車両を利用する
女性専用車両は、痴漢などの性犯罪や暴力から女性を保護するものとして設置されました。
痴漢被害に遭わないためには、できるだけ安全なところにいくことです。電車に女性専用車両が設置されているのであれば、すすんで利用しましょう。
痴漢被害に遭わないためには、できるだけ安全なところにいくことです。電車に女性専用車両が設置されているのであれば、すすんで利用しましょう。
痴漢が起きやすい時間帯を避ける
女性専用車両が無いという場合は、痴漢が起きやすい時間帯をできるだけ避けましょう。痴漢が起きやすい時間帯は、通勤ラッシュの朝7~8時台と言われています。現在、通勤ラッシュの満員電車に乗っている方は、時間を1~2本ずらしてみましょう。
痴漢被害のリスクや、満員電車のストレスも減らすことができます。
痴漢被害のリスクや、満員電車のストレスも減らすことができます。
痴漢が起きやすい場所に行かない
痴漢被害の予防法は、痴漢が発生しやすい場所に行かないことです。電車では、女性専用車両に乗ることが望ましいですが、女性専用車両が設置されていない場合は、ドアのそばに立たずに、奥へ詰めて乗車することです。
電車での痴漢被害は、ドアのすぐ横の四隅での発生が多く起きています。理由は、混雑しやすく犯人が誰か分かりにくい、気付かれてもドアの近くなのですぐに逃げられるからです。
電車での痴漢被害は、ドアのすぐ横の四隅での発生が多く起きています。理由は、混雑しやすく犯人が誰か分かりにくい、気付かれてもドアの近くなのですぐに逃げられるからです。
防犯グッズを身に着けておく
防犯グッズを身に着けておくことで、痴漢の抑止力にもなります。
おすすめは、防犯ブザーをカバンなどから見える場所に身に着けておくことです。防犯意識の高さをアピールできます。
また、万が一痴漢被害に遭ったときに、催涙スプレーを携帯しておいてもいいでしょう。
おすすめは、防犯ブザーをカバンなどから見える場所に身に着けておくことです。防犯意識の高さをアピールできます。
また、万が一痴漢被害に遭ったときに、催涙スプレーを携帯しておいてもいいでしょう。
外観からではわからない、予想外の大音量の120デシベル。
パステルカラーのかわいいデザインの防犯ブザーでバックなどにつけておけば、いざというときに頼りになります。
パステルカラーのかわいいデザインの防犯ブザーでバックなどにつけておけば、いざというときに頼りになります。
リップスティック型の催涙スプレーです。
催涙スプレーと分かりにくいデザインなので女性でも抵抗なく携帯できます。
催涙スプレーと分かりにくいデザインなので女性でも抵抗なく携帯できます。
もし痴漢に遭ってしまったときは
もし、痴漢被害に遭ったときは、どのように行動すればいいのかご説明致します。
まず、本当に痴漢なのかを確認する
満員電車であると、他人の荷物が当たっているだけなのか?痴漢被害に遭っているのか?と思う場面に遭遇することがあるでしょう。
もし、無実の人を冤罪で捕まえてしまうと、逆に自分が痴漢冤罪の加害者となってしまう可能性があります。
恐怖を感じる時間ではありますが、まずは落ち着いて、本当に痴漢被害に遭っているのかを確認しましょう。
もし、無実の人を冤罪で捕まえてしまうと、逆に自分が痴漢冤罪の加害者となってしまう可能性があります。
恐怖を感じる時間ではありますが、まずは落ち着いて、本当に痴漢被害に遭っているのかを確認しましょう。
痴漢を捕まえるには、証拠の確保が大切
痴漢被害に遭っていると確認できれば、犯人を捕まえたいと思う方もいますよね。確実に捕まえるためには、証拠が必要です。
身体を触っている犯人の顔を、写真や動画で撮影して証拠を残すのがおすすめです。また、近くにいる人に助けを求めて、確認してもらうのも良いでしょう。
可能であれば周囲の人と痴漢を捕まえ、駅員に引き渡しを行いましょう。
身体を触っている犯人の顔を、写真や動画で撮影して証拠を残すのがおすすめです。また、近くにいる人に助けを求めて、確認してもらうのも良いでしょう。
可能であれば周囲の人と痴漢を捕まえ、駅員に引き渡しを行いましょう。
その場から離れることも一つの手
痴漢被害に遭うと、恐怖で声が出ない、パニックになってどうすればいいのか分からなくなる方もいるかもしれません。
その場合、無理して犯人を捕まえようとするのではなく、自分を守るためにも「その場から離れる」ことが大切です。対策としては、すぐにその場でしゃがみ込むことや、次の駅で別車両に乗り換えたりしましょう。
その場合、無理して犯人を捕まえようとするのではなく、自分を守るためにも「その場から離れる」ことが大切です。対策としては、すぐにその場でしゃがみ込むことや、次の駅で別車両に乗り換えたりしましょう。
まとめ
痴漢被害に遭わないためには、どのように予防すればいいのか、万が一被害に遭ってしまったときは、どのように助けを求めればいいのかご紹介いたしました。
痴漢被害に遭った場合は、駅員や警察、家族や友人に相談することで安心感も得られますので、一人で抱え込まないようにしてくださいね。
痴漢被害に遭った場合は、駅員や警察、家族や友人に相談することで安心感も得られますので、一人で抱え込まないようにしてくださいね。