空き巣などの侵入経路で一番多い場所が「窓」です。狙われやすい窓の特徴や、窓からの侵入の手口、被害に遭わないための防犯対策についてご紹介いたします。
空き巣に狙われやすい窓
どのような窓が侵入被害に遭いやすいのかご紹介いたします。
無施錠の窓
いくら防犯対策していても、無施錠であれば意味がありません。外出する際は施錠しているか確認しましょう。また、見落としがちですが、戸建物件やマンションで「2階だから大丈夫。」と思っていても、木や塀・物置などを上って侵入してくる可能性もあるため油断は禁物です。
植栽やバルコニーで見通しが悪い窓
不審者は、基本的に目撃されにくい見通しの悪い窓を狙います。大きな観葉植物やバルコニーで外からの視線がさえぎられていませんでしょうか。
大きな植物がある場合は、剪定するなどして視界が開けるようにしましょう。
トイレや風呂場の窓
トイレやお風呂場の窓は小さいサイズのものが多いため、大人が入ってくるわけないだろう。と油断して、換気のために開けっ放しにしてはいませんでしょうか?
たとえ小さな窓でも、不審者に狙われる危険性があります。また、外出の際は施錠するようにしましょう。
窓からの侵入手口

続いては、空き巣はどのように窓から侵入してくるのでしょうか。主な手口をご紹介いたします。
打ち破り
一番荒い手口でハンマーやバールなどでガラスを叩き割る方法です。ガラスが割れた音がしてしまいますが、一般的な窓ガラスならほんの一瞬で粉々になり、手軽で素早く行える手口です。
突き破り
鍵の周辺にアイスピックで窓ガラスに小さな穴をあけて、そのままレバーを倒して解錠する手口です。窓ガラスには小さな穴が開くだけなので、被害に遭っていることになかなか気が付かないことも多いです。
こじ破り
窓ガラスの鍵付近にドライバーなどを打ち込むことで穴をあける方法です。窓枠とサッシの間をドライバーで3か所同じようにヒビを入れることで、一般的な窓ガラスは大きな音が鳴らずに簡単に窓ガラスが割れてしまいます。(三角形に割れるため、三角破りとも呼ばれたりします。)
焼き破り
バーナーやライターなどで窓ガラスを熱した後に、水をかけて窓ガラスを割る方法です。ガラスは急激な温度変化に耐えきれず割れてしまいます。ガラスが割れる音は小さいため、外からも気付かれにくいです。
窓の防犯対策
不審者が窓からの侵入を防ぐために、どのような防犯対策をすればいいのか、賃貸物件でもできる防犯対策をご紹介いたします。
防犯フィルムをはる
防犯フィルムは、窓の内側に特殊フィルムを貼ることで窓ガラスを割れにくくしてくれるアイテムです。防犯フィルムを貼った窓ガラスは、僅かな衝撃では割れにくくなるため、不審者も途中で犯行をためらって諦める可能性が高くなります。
また、全体的に貼ることで地震や暴風などの災害による破損した際に、ガラスの飛び散りを防いでくれたり、太陽熱を緩和し、冷暖房の効率をアップする効果があります。
・ガラス破り防止シート (1枚入り)
補助錠を取り入れる
窓に後から取り付けられる補助錠です。鍵が複数あれば開けるのに時間がかかります。時間が勝負の空き巣は、侵入を諦める可能性が高くなります。
注意点としては、施錠が面倒になってしまい、せっかく設置しても途中で使わなくなってしまうことです。外出の際は、必ず補助錠も施錠するようにしましょう。
補助錠の取り付け場所は、サッシの下部より上部がおすすめです。上部だと外側から見つけづらく、わずかでも不審者に時間をつくらせることができます。
防犯アラームを取り付ける
振動や開閉を検知してブザーを鳴らす防犯グッズです。窓に貼るだけで簡単に設置でき、不審者が窓から侵入した際は大音量で周囲に犯罪を知らせることができます。

・薄型スリムアラーム 高精度
ガラスの破壊・衝撃があったり、窓やドアが開いたりした場合に感知してアラームがなるタイプです。約90dB(測定距離:50cm)の大音量で約25秒間アラームが鳴り続けます。
電池交換の時期を点滅で知らせてくれるランプや、警戒中/解除が一目でわかる、大きく操作しやすいスライドスイッチも搭載。
防犯カメラを取り入れる
ベランダに防犯カメラを設置することも効果的です。防犯カメラがあると空き巣に「防犯意識が高い家」と認識させやすいため、狙われにくくなります。
屋外対応 防犯カメラ TR2
設定が簡単、Wi-Fiがなくても接続できる、夜間でも鮮明に撮影ができる、広範囲の撮影が可能な防犯カメラです。専用のアプリを使用すれば、外出先でもリアルタイム視聴ができ、また録画映像の再生も可能です。屋外での撮影に対応しているので、雨や風塵にも強い製品です。
動体検知の機能も搭載されており、あやしい動きをしている人が近くに似たら、すぐに自動録画が開始。アプリを通じてお知らせもされます。
常時撮影をしたり、スケジュール設定をして撮影することも可能です。
まとめ

狙われやすい窓の特徴や、窓からの侵入の手口、防犯対策についてご紹介いたしました。繰り返しになりますが、空き巣被害は「窓」からの侵入がほとんどです。窓の防犯対策は、設置が簡単なものが多いので、ぜひ取り入れてみてください。
