防犯ブザーを購入する時に重要な要素は人によって色々あるかもしれませんが、「音の大きいものが良い」と考えている人は多いと思います。その通りで、防犯ブザーは周囲に異常事態などを知らせるための道具なので、音の大きさは大変重要な要素です。
こちらの記事では防犯ブザーの音に着目して、「デシベル数」や当店取り扱いの防犯ブザーの音の大きさについてお話をしていきます。
デシベルとは?
防犯ブザーの音の大きさの数値として重要になってくるのは「デシベル数」です。ではまずこのデシベル数とはなんでしょうか。
デシベル(dB)は、音の大きさを表す単位です。dBで表します。
ただ、音が大きくなればデシベル数も大きくなるというわけではありません。基準値(参照する音の強さ)をもとに、対数的に強さを比較して表すものです。
ですが、例えばスマートフォンの通知音でも静かな空間と周りに大勢の人がいる空間では、同じ大きさの音でも聞こえ方が変わってきます。前者だと問題なく聞こえますが、後者だと聞こえづらいでしょう。なのでデシベル数というものはあくまでも目安の数値で、環境によって数字や感じ方は変わってきます。
デシベル数を重視しすぎて自分が使いづらい商品を選んでしまうのは良くないので、参考程度として捉えるのがよいでしょう。
デシベル数の目安
では日常のどんな音がどのぐらいのデシベル数になるのかを紹介していきます。こちらも環境によって変わってくるので参考程度としてご覧ください。
また当店取り扱い防犯ブザーでデシベル数が分かるものも記載しています。こちらはメーカー表記の数字で記入していますので、購入時の参考にご覧ください。
デシベル数 | 目安 |
---|---|
30dB | ささやき声 鉛筆で書く音 |
40dB | 図書館の中 冷蔵庫の運転音 |
50dB | 弱運転のエアコンの音 扇風機の音 |
60dB | 通常音量のテレビ 車の中 |
70dB | 電話の着信音 洗濯機 |
80dB | 掃除機 パチンコ屋さんの店内 |
90dB | 怒鳴り声・近くで聞く犬の鳴き声 握ると鳴る!防犯ブザー |
100dB | 地下鉄の構内 防滴型防犯ブザー プチアラームS 105dB! |
110dB | 自動車のクラクション 宣伝車 |
120dB | 近くで起きた落雷 ライト付き防犯ブザー L002 たまご型 防犯ブザー |
130dB | 健康被害が生じるぐらいの音 アラートメイト |
機械で測定しました
上の表で紹介した商品のうち「ライト付き防犯ブザー L002」と「アラートメイト」は、当店でデシベル数を測定できる機械を使用して実際に音の大きさを測定してみました。静かな倉庫で測定をしています。参考程度にご覧ください。
ライト付き防犯ブザー L002
1m離れて測定

少し分かりづらいですが、L002本体とデシベル数を測定する機械の間を約1m空けて測定しました(画像1参照)。緊急時に実際に使用するとなったら相手とこのぐらいは距離を取っていることが多いのではないかと思います。
1m離れて測定した場合、最高97dBを記録しました(画像2参照)。近くで聞く犬の鳴き声と同じぐらいです。

すぐ近くで測定

機械のすぐ近くで測定した場合、メーカー表記では120dbですが、最高128dbまで計測することもありました。
アラートメイト
1m離れて測定

アラートメイトも、先ほどのL002と同じく間を1m空けて測定をしました(画像3参照)。ちなみにアラートメイトのメーカー表記のデシベル数は130dBで、L002の120dBより数字は上です。
結果、アラートメイトは最高101dBを記録しました(画像4参照)。L002よりかは若干上です。

すぐ近くで測定

機械のすぐ近くで測定をしたら、メーカー表記の130dbほぼ同じぐらいの128dbを記録しました。防犯ブザーの中ではかなり大きめのデシベル数となります。
まとめ
防犯ブザーについて、デシベル数について紹介をしていきました。デシベル数は音の大きさを示す重要な目安ですが、人の感じる“うるささ”とは必ずしも一致しません。ですが、購入時の参考になる重要な数字です。自分が求めている仕様や形なども考慮しつつ、納得できる防犯ブザーを購入することが大切です。