日本は世界でも地震が多い国であり、いつどこで大きな揺れに遭遇しても不思議ではありません。
しかし、実際に地震が起きると、突然の揺れに驚いて冷静な判断ができなくなる人も少なくありません。
地震発生時に命を守れるかどうかは、最初の数十秒の行動が大きく影響します。
また揺れが収まった後も、火災や余震、建物の倒壊などさまざまな危険が潜んでいます。
日頃から正しい行動を知っておけば、いざという時に落ち着いて対応でき、自分だけでなく家族の命を守ることにもつながります。
そこで今回は、地震が起きた瞬間から避難までの流れと、場所ごとの行動ポイントを分かりやすく解説します。
地震が起きたら最初にするべきこと
強い揺れを感じたら、まずは落ち着いて自分の身を守ることを最優先にしましょう。
まずは頭を守る
地震によるケガの多くは、家具の転倒や照明、ガラスの落下によるものです。
机やテーブルが近くにある場合は、その下に入り、
頭
首
顔
を守る姿勢を取りましょう。
近くに机がない場合は、クッションやバッグなどで頭を保護し、落下物の少ない場所へ移動します。
慌てて外へ飛び出さない
揺れが始まった直後に外へ飛び出すのは危険です。
屋根瓦や看板、ガラスなどが落下する恐れがあり、転倒する危険もあります。
まずは揺れが収まるまで、その場で身の安全を確保しましょう。
火を使っている場合も無理に消しに行かない
料理中などに地震が発生すると火が気になりますが、揺れが大きい間は無理に近づかないことが重要です。
現在のガスコンロには、強い揺れを感知すると自動でガスを止める機能が搭載されているものも多くあります。
揺れが収まってから安全を確認し、火の始末を行いましょう。
揺れが収まった後に行うこと
大きな揺れが終わっても安心はできません。
余震や火災など二次災害への備えが必要です。
家族の安全を確認する
まずは家族や周囲の人の無事を確認します。
ケガ人がいる場合は、無理に動かさず、安全な場所で応急処置を行い、必要に応じて救助を要請しましょう。
火の元と電気を確認する
揺れが収まったら、
ガスの元栓
コンロ
ストーブ
などを確認します。
停電している場合は、復旧時の通電火災を防ぐため、避難する際にはブレーカーを落としておくと安心です。
避難経路を確保する
建物がゆがみ、ドアや窓が開かなくなることがあります。
玄関や避難口が開くか確認し、避難できる経路を確保しておきましょう。
場所別の地震発生時の行動
地震はいつ起こるか分かりません。
場所によって適切な行動は異なります。
自宅にいる場合
家具の転倒や食器棚、本棚などに注意します。
窓ガラスが割れる可能性もあるため、窓から離れましょう。
揺れが収まった後は、スリッパや靴を履いて行動すると、割れたガラスで足をケガするリスクを減らせます。
屋外にいる場合
建物の近くでは、
看板
外壁
窓ガラス
ブロック塀
などの落下・倒壊に注意しましょう。
できるだけ広い場所へ移動し、頭を守りながら揺れが収まるのを待ちます。
車を運転している場合
急ブレーキは事故につながる恐れがあります。
ハザードランプを点灯し、周囲を確認しながら道路の左側へゆっくり停車します。
避難が必要になった場合は、緊急車両の通行を妨げないよう車を残し、キーは車内に置いて避難するよう案内される場合があります。
自治体や警察の指示に従いましょう。
エレベーターの中にいる場合
すべての階のボタンを押し、停止した階で降ります。
閉じ込められた場合は無理に脱出せず、非常ボタンやインターホンで救助を求めましょう。
避難するときのポイント
避難は慌てず、安全を確認しながら行うことが重要です。
非常持ち出し袋を持つ
避難が必要になった場合は、
飲料水
非常食
モバイルバッテリー
懐中電灯
常備薬
身分証明書
などをまとめた非常持ち出し袋を持って避難しましょう。
正しい情報を確認する
災害時にはSNSなどで誤った情報が広まることもあります。
自治体や気象庁、テレビ・ラジオなど信頼できる情報源を利用し、避難指示を確認しましょう。
余震に備える
大きな地震の後には余震が発生する可能性があります。
避難後も倒れやすい建物やブロック塀には近づかず、安全な場所で過ごしましょう。
日頃から準備しておきたい地震対策
命を守るためには、普段からの備えも欠かせません。
家具を固定する
タンスや本棚、食器棚などは固定器具を使用し、転倒を防ぎましょう。
家族で避難場所を確認する
集合場所や連絡方法を事前に決めておくことで、災害時も落ち着いて行動できます。
防災情報を確認する
自治体のハザードマップや避難所の場所、防災アプリなどを普段から確認しておきましょう。
まとめ
地震が発生したら、まずは慌てずに自分の身を守ることが最優先です。
揺れが収まるまでは机の下に入るなどして頭を守り、無理に外へ飛び出したり、火の元へ近づいたりしないようにしましょう。
その後は家族の安全確認や火の元の確認、避難経路の確保を行い、必要に応じて速やかに避難します。
また余震や火災、建物の倒壊など二次災害にも十分注意することが重要です。
地震はいつ発生するか予測できません。
しかし正しい行動を知り、家具の固定や非常持ち出し袋の準備、家族との避難ルールを日頃から確認しておけば、被害を最小限に抑えることができます。
「もし今、地震が起きたらどう行動するか」を家族で話し合い、いざという時に落ち着いて行動できるよう備えておきましょう。
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