催涙スプレー(防犯スプレー)は、相手の手の届かない範囲から使用でき、また使用方法も相手に向かって噴出するだけというシンプルな動作の為、女性に最もオススメできる護身用品です。しかし、催涙スプレーを実際に使用したらどうなるのか、また間違えて自分に掛かってしまった場合どうすれば良いのか疑問に思う人もいると思います。
そこで今回は、催涙スプレーの効果や催涙スプレーが掛かってしまったらどうなるのか、またその時の対処法をまとめてみました。
覚えておいてほしいことは一つだけ!
催涙スプレーについて、覚えておいてほしいことはただ一つだけです。
OCガスの催涙スプレーはとっても安全!
後述しますが、当店で取り扱いの催涙スプレーの成分は唐辛子成分で出来ています。
短時間で高い効果を得られ、過剰防衛にもなりにくい、画期的な護身用品です。
催涙スプレーの効果について
催涙スプレーは、主に目や鼻等の粘膜に作用します。何も対処しない場合、下記の様な症状が長時間続きますので、その隙に逃げて助けを呼びましょう。
目の痛み等で目を開くことが困難になり、また目を開ける事が出来たとしても、涙が流れるため視界が悪くなります。
もしも催涙スプレーが自分にかかったら?
OCガスの催涙スプレーが皮膚に掛かった場合、噴射から一定時間が過ぎれば症状が緩和し、後遺症の心配もほぼありません。しかし、自然回復には時間がかかるため、催涙スプレーがかかった後に何もしなかった場合、痛みが続く時間も長くなってしまいます。そこで、OCガスの催涙スプレーが自分に掛かってしまった場合の対処法をまとめてみました。
最初にすること
もしも催涙スプレーが手に付着した場合、周囲を触らないようにしましょう。催涙スプレーが付着した手で他の場所を触ると、触った場所にも催涙剤が付着し、症状が広がってしまいます。
催涙剤が付着した衣類はすぐに脱ぎましょう。催涙剤が付いたままでいると催涙成分が蒸発・拡散して被害が大きくなる恐れがあります。
また、催涙スプレーが付着した場所を洗う際は必ず「冷たい水」を使用しましょう。お湯やぬるま湯を使用すると、毛穴等が開き催涙剤が皮膚の隙間へ入り込む事があり、催涙剤の効果を高めてしまいます。
催涙スプレーが目に入った場合は、絶対に擦ったりせず、すぐに大量の冷たい水でよくすすいでください。また、コンタクトレンズを外す際は、催涙剤がついている手で目を触らないように注意してください。
催涙スプレーの成分について
催涙スプレーのガスの主成分は大きく分けて「OC(オレオレジン・カプシカム)ガス」(唐辛子スプレー)と「CN(クロロアセトフェノン)ガス」の2種類に分けられますが、現在流通している催涙スプレーは効果の高さや安全性から、OCガスの催涙スプレーが殆どです。また、当店で現在取り扱っている催涙スプレーも全てOCガスを使用しています。

OC(オレオレシン・カプシカム)ガス
OCガスは唐辛子に多く含まれる辛味成分である「カプサイシン」が主成分です。唐辛子などを触った手で顔を触ったら激痛がはしったことがある、という人もいると思いますが、OCガスの催涙スプレーの痛みの感覚としてはその状態に近いです。
顔周辺に少しでも付着すれば十分に効果が期待でき、またその効果も1~2時間程度続くので、催涙スプレーを噴射された相手がすぐに反撃してくるような危険性も低いので、その隙にその場から安全に逃げることができます。
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OCガスは熊等の野生動物撃退用スプレーにも用いられる程強力な成分ですが、自然由来の成分なので、健康被害や後遺症を引き起こす心配はありません。またCNガスの催涙スプレーと違い、アルコールを摂取している人や薬物の常用者にも効果があります。
CN(クロロアセトフェノン)ガス
CNガスは化学成分が使用されています。眼はもちろんのこと皮膚に付着するだけでも火傷のような激しい痛みが生じ、ひどい場合は炎症になることもあるそうです。また、弱点としてアルコールを摂取している人や薬物の常用者等には効果がない場合があります。
催涙スプレーの中和剤
催涙スプレーが物や体に付着した時に、催涙剤を中和する為の中和剤シートもあります。
催涙スプレーの中和剤 SUDECON 2個セット
催涙スプレーの使い方
催涙スプレーは噴射ボタンを押すだけでOKなので、緊急時にもすぐに使用できます。例えば2024年の秋ごろに関東で相次いで発生した強盗事件。強盗犯が侵入してきたことに気づいた瞬間催涙スプレーを手に持ち、対峙したそのときに噴射して相手の行動を封じ、その隙に逃げるというような使い方が理想です。現場はかなり危険な状況なのでとっさの行動をとるのは難しいかもしれませんが、普段から緊急時の行動をイメージしておくことで、実際その場に遭遇した時も多少なりとも動きやすくなるかもしれません。
最後に
OC(オレオレシン・カプシカム)ガスを使用している催涙スプレーは、もし手違いで自分にかかってしまっても、後遺症の心配はほとんどありません。水で洗い流したり、催涙スプレーの中和剤を使用することで、元に戻ります。
元に戻ると聞くと、すぐに相手が回復して再び襲ってくると思われるかもしれませんが、その場ですぐに水で洗い流したりすることはできないことや、吹きかけられた相手は混乱状態に陥る可能性がとても高いので、その隙にその場から逃げましょう。
また、催涙スプレー等の護身用品の所持や持ち歩きにつきましては「護身用品の携帯は合法といえるの?」をご確認ください。
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