空き巣や特殊詐欺、子どもを狙った犯罪など、身近な場所で発生する犯罪から家族を守るためには、日頃から防犯意識を持つことが大切です。そこで、防犯について改めて考えるきっかけにしたいのが「全国地域安全運動」です。
全国地域安全運動は、警察や防犯協会、地域住民などが連携し、安全で安心して暮らせる地域社会を目指して行う取り組みです。
例年10月11日から20日までの10日間を中心に実施され、地域の実情に応じたさまざまな防犯活動が展開されています。
防犯というと、防犯カメラなどの設備を導入するイメージがありますが、施錠の徹底や家の周囲の整理など、今日から始められることも少なくありません。
そこで今回は、全国地域安全運動の概要と、家庭で実践したい防犯対策についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
全国地域安全運動とは?
全国地域安全運動とは、地域の防犯活動を強化し、犯罪や事故のない安全で安心して暮らせる地域社会を実現するために行われる運動です。
毎年10月に実施される防犯運動
全国地域安全運動は、警察庁や都道府県警察、防犯協会をはじめとする関係機関・団体などが連携して実施しています。
例年10月11日から20日までの10日間に設定され、特殊詐欺をはじめ、その時々の犯罪情勢を踏まえた全国重点や、地域の実情に応じた重点項目を設定して防犯活動が行われます。
期間中は地域での見守りや防犯パトロール、啓発活動などが行われるため、自分自身の防犯意識を見直す良い機会といえるでしょう。
地域全体で犯罪を防ぐことが目的
犯罪を防ぐためには、一人ひとりが対策するだけでなく、地域に「人の目」を増やすことも重要です。
普段から近所の人と挨拶を交わしたり、散歩や買い物をしながら周囲を見守ったりすることも地域防犯につながります。
顔見知りが多く、住民同士が周囲を気にかけている地域では、見慣れない人の行動にも気づきやすくなります。
家庭で見直したい侵入犯罪への防犯対策
全国地域安全運動をきっかけに、まず確認したいのが自宅の防犯環境です。
侵入者に「入りにくそうな家」と思わせる環境をつくりましょう。
玄関・窓の施錠を徹底する

基本となるのが、玄関や窓の施錠です。
「ゴミ出しだけ」「近所まで買い物に行くだけ」といった短時間の外出でも、必ず鍵をかけましょう。
在宅中や就寝前にも窓を確認し、無施錠の場所をつくらないことが大切です。
玄関には補助錠を設置してダブルロックにする、窓には開閉アラームや防犯フィルムを取り入れるなど、侵入に時間をかけさせる対策も有効です。
家の周囲に死角をつくらない
庭木が伸びていたり、大きな物置などで窓が隠れていたりすると、不審者が身を隠しやすくなります。
庭木を定期的に剪定し、玄関や窓の周囲は見通しを確保しましょう。
また脚立や室外機、物置などが2階の窓やベランダへ上るための足場になっていないかも確認が必要です。
防犯カメラやセンサーライトを設置する

玄関や勝手口、駐車場など、人が接近しやすい場所には防犯カメラやセンサーライトを設置するのもおすすめです。
センサーライトによって突然周囲が明るくなれば、不審者が人目につきやすくなります。
また防犯カメラは映像を記録するだけでなく、「監視されている」と意識させる効果も期待できます。
特殊詐欺や不審な訪問にも注意する
住宅への侵入だけでなく、電話や訪問をきっかけとした犯罪にも備えておきましょう。
知らない電話番号には慎重に対応する
特殊詐欺では、警察官や自治体職員、金融機関、家族などを装って電話をかけてくる手口があります。
電話でお金やキャッシュカード、暗証番号などの話が出た場合は、その場で判断せず一度電話を切りましょう。
その後、自分で調べた公的な連絡先や家族に確認することが重要です。
特に高齢の家族がいる家庭では、「お金の話が出たら家族へ相談する」などのルールを決めておくと安心です。
訪問者を確認してから玄関を開ける
知らない人が訪ねてきたときは、すぐに玄関を開けないようにしましょう。
モニター付きインターホンがあれば、相手の顔や用件を確認してから対応します。
「点検に来た」「近所で工事をしている」などと言われても、心当たりがなければ家の中へ入れないことが基本です。
子どもと一緒に防犯ルールを確認する
家庭の防犯対策では、子ども自身が身を守る方法を知っておくことも欠かせません。
通学路の危険な場所を確認する
通学路や普段遊ぶ場所を親子で歩き、
- 人通りが少ない道
- 見通しの悪い公園
- 暗い場所
- 助けを求められる場所
などを確認しておきましょう。
「知らない人について行かない」というルールだけでなく、危険を感じたときにどこへ逃げるのかまで具体的に話し合うことが大切です。
留守番中のルールを決める
子どもだけで留守番することがある家庭では、訪問者への対応方法も決めておきます。
インターホンが鳴っても玄関を開けない、知らない電話には出ない、困ったときは保護者へ連絡するといったルールを家族で共有しておきましょう。
「ながら防犯」で地域の安全にも目を向ける
地域の安全を守るために、特別なパトロールへ参加しなければならないわけではありません。
犬の散歩やウォーキング、買い物、庭の掃除など、普段の生活を送りながら周囲へ目を向ける「ながら防犯」も取り入れられます。
例えば、見慣れない人が住宅周辺を何度も行き来している、街灯が切れて暗くなっているなど、普段との違いに気づくことが地域の防犯につながります。
近所の人と日頃から挨拶を交わしておくことも大切です。
地域全体で「見守られている環境」をつくることが、犯罪を起こしにくい街づくりにつながります。
まとめ
ここまでは、全国地域安全運動の概要と、家庭で実践したい防犯対策についてご紹介しました。
全国地域安全運動は、警察や防犯協会、地域住民などが連携し、安全で安心して暮らせる地域社会を目指す取り組みです。
例年10月11日から20日までの10日間を中心に実施されています。
この機会に、玄関や窓の施錠、庭の死角、防犯カメラやセンサーライトなど、自宅の防犯環境を一つずつ確認してみましょう。
さらに、特殊詐欺への対応方法や子どもの防犯ルールを家族で話し合い、日常生活の中では「ながら防犯」を意識することも大切です。
防犯は全国地域安全運動の期間だけ取り組めばよいものではありません。
毎日の小さな習慣を積み重ね、家庭と地域の両方で「犯罪が起こりにくい環境」をつくっていきましょう。
「防犯グッズのボディーガード」では、開閉アラームやセンサーライト以外にもさまざまな商品を取り揃えています。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
