
津波は危険性の高い自然災害です。
地震発生後時間が経ってから波が襲ってくるため油断しやすいですが、警報が発令されたらすぐに逃げる必要があります。
そこで今回は、津波から命をまもるためにはどうすればいいのか、事前にできる対策方法と合わせて解説します。ぜひ最後までご覧ください。
津波とは
津波について事前知識を付けておくことで、もしものときに適切な判断をすることができます。
ここでは、津波の特徴や考えられる被害、避難するべきタイミングなどについて解説します。
津波の特徴
津波にはいくつかの特徴があります。まず波の速さと高さです。
津波は深い海では飛行機と同じ速度で進むといわれています。
浅瀬になることで波の速さは遅くなりますが、波の高さは高くなります。
海岸の地形にとっては波の高さが何倍にもなる可能性があるため、注意が必要です。
また津波が到達するのは一度だけではありません。
時間を掛け、数回にわたり到達するため1回目の津波がきたからといって安心しないようにしましょう。
津波が発生することで考えられる被害とは
津波は台風による高潮や高波とは異なり、海水が一気に押し寄せるため大きな被害をもたらします。
まず大きなリスクとなるのは人的被害です。
避難が間に合わないと命を落とす危険性が高まります。
津波の強い力によって、住宅や建物が浸水や衝撃で損壊するケースも少なくありません。
港や海岸付近では、船舶が津波により流されて損傷し、ほかの船や構造物に衝突することもあります。
また海水が内陸に流れ込むことで塩害や土壌汚染が発生し、農業や漁業など地域の基盤産業に深刻な打撃を与える恐れがあります。
電気・水道・ガスといったライフラインの寸断が起きれば、復旧までの間、住民の生活が大きく制限されてしうなど津波が発生することでさまざまな被害が考えられます。
どのタイミングで避難するべき?
津波は地震などによって突然発生し、数分から数十分のうちに沿岸を襲う可能性があります。
そのため「地震の揺れを感じたらすぐに避難」が基本です。
特に強い揺れや長く続く揺れを感じた場合は、津波警報が出ていなくても高台や避難場所へ移動することが重要です。
気象庁は地震発生から数分以内を目標に「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」を発表しています。
これらの情報をラジオや防災アプリ、テレビなどで正確に把握し速やかに行動しましょう。
また津波は一度きりではなく複数回にわたって到達する特徴があります。
最初の波が引いたからといって安全ではなく、次により大きな津波が来る場合もあるため、当局が安全を発表するまでは絶対に避難を続けることが大切です。
津波から命を守るためにするべき事前対策

津波から身を守るためには、日頃の備えが欠かせません。
まず最寄りの高台や指定避難場所を確認し、徒歩での所要時間を把握しておきましょう。
道路が寸断される可能性もあるため、避難経路は複数確保しておくことが重要です。
実際に歩いてシミュレーションしておけば、緊急時も落ち着いて行動できます。
また非常用持ち出し袋の準備も忘れずに行いましょう。
非常用持ち出し袋は両手が空くように、リュックタイプや巾着タイプがおすすめです。
最近では女性用の非常用持ち出し袋セットもあるので、ご自身にあったものを選ぶことができます。
ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ここまでは、津波から命をまもるためにはどうすればいいのか、事前にできる対策方法と合わせて解説しました。
津波に巻き込まれないようにするためには、迅速な避難と事前の準備が必要です。
いつどのタイミングで津波が発生しても逃げられるように、避難場所の確認はもちろん、非常用持ち出し袋の準備も進めるようにしましょう。
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気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
