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催涙スプレーの効果と実際にかかったらどうなるのか

 催涙スプレー(防犯スプレー)は、相手の手の届かない範囲から使用でき、また使用方法も相手に向かって噴出するだけというシンプルな動作の為、女性に最もオススメできる護身用品です。
 しかし、催涙スプレーを実際に使用したらどうなるのか、また間違えて自分に掛かってしまった場合どうすれば良いのか疑問に思う人もいると思います。
 
 そこで今回は、催涙スプレーの効果や催涙スプレーが掛かってしまったらどうなるのか、またその時の対処法をまとめてみました。

覚えておいてほしいことは一つだけ!

催涙スプレーについて、覚えておいてほしいことはただ一つだけです。

 

OCガスの催涙スプレーはとっても安全!

後述しますが、当店で取り扱いの催涙スプレーの成分は唐辛子成分で出来ています。

短時間で高い効果を得られ、過剰防衛にもなりにくい、画期的な護身用品です。

催涙スプレーの成分について

 催涙スプレーのガスの主成分は大きく分けて「OC(オレオレジン・カプシカム)ガス」(唐辛子スプレー)と「CN(クロロアセトフェノン)ガス」の2種類に分けられますが、現在流通している催涙スプレーは効果の高さや安全性から、OCガスの催涙スプレーが殆どです。
 また、当店で現在取り扱っている催涙スプレーも全てOCガスを使用しています。

催涙スプレーのガスの種類

OC(オレオレシン・カプシカム)ガス

 OCガスはトウガラシに多く含まれる辛味成分である「カプサイシン」が主成分です。
 唐辛子などを触った手で顔を触ったら激痛がはしったことがある、という人もいると思いますが、OCガスの催涙スプレーの痛みの感覚としてはその状態に近く、顔周辺に少しでも付着すれば十分に効果が期待でき、またその効果も1~2時間程度続くので、催涙スプレーを噴射された相手がすぐに反撃してくるような危険性も低いので、その隙にその場から安全に逃げることができます。
OCガスを使用した安全な護身用催涙スプレーはこちら
 
 OCガスは熊等の野生動物撃退用スプレーにも用いられる程、強力な成分ですが、自然由来の成分なので、健康被害や後遺症を引き起こす心配はありません。また、CNガスの催涙スプレーと違い、アルコールを摂取している人や薬物の常用者にも効果があります。

CN(クロロアセトフェノン)ガス

 CNガスは化学成分が使用されています。眼はもちろんのこと皮膚に付着するだけでも火傷のような激しい痛みが生じ、ひどい場合は炎症になることもあるそうです。
 また、弱点としてアルコールを摂取している人や薬物の常用者等には効果がない場合があります。

催涙スプレーの効果について

 催涙スプレーは、主に目や鼻等の粘膜に作用します。何も対処しない場合、下記の様な症状が長時間続きますので、その隙に逃げて助けを呼びましょう。

目に入った時

 催涙スプレーが目に入った場合、目の痛み等で目を開くことが困難になり、また目を開ける事が出来たとしても、涙が流れるため視界が悪くなります。

吸い込んだ時

 催涙剤やその匂いを吸い込んだ場合、トウガラシ成分の強い刺激により、のどの痛みや鼻水・咳などで呼吸がしづらくなります。

皮膚についた時

 皮膚に付着した際の症状は、催涙剤がかかる量や濃さ、場所により違いが有ります。
 目・鼻・口などの粘膜や皮膚が薄い部分ほど大変強い刺激を受けやすく、焼けるような痛みを感じ、皮膚が赤くなる場合があります。
 逆にある程度皮膚が厚い場所(手の平など)に少量付着した場合は、そこまで刺激を感じません。しかし、人によっては皮膚が厚い場所にかかってもヒリヒリとした痛みを感じる場合や、皮膚が赤くなる可能性はあります。

もしも催涙スプレーが自分にかかったら?

 OCガスの催涙スプレーが皮膚に掛かった場合、噴射から一定時間が過ぎれば症状が緩和し、後遺症の心配もほぼありません。しかし、自然回復には時間がかかるため、催涙スプレーがかかった後に何もしなかった場合、痛みが続く時間も長くなってしまいます。
 そこで、OCガスの催涙スプレーが自分に掛かってしまった場合の対処法をまとめてみました。

最初にすること

 もしも、催涙スプレーが手に付着した場合、周囲を触らないようにしましょう。催涙スプレーが付着した手で他の場所を触ると、触った場所にも催涙剤が付着し、症状が広がってしまいます。
 催涙剤が付着した衣類はすぐに脱ぎましょう。催涙剤が付いたままでいると催涙成分が蒸発・拡散して被害が大きくなる恐れがあります。
 また、催涙スプレーが付着した場所を洗う際は必ず「冷たい水」を使用しましょう。お湯やぬるま湯を使用すると、毛穴等が開き催涙剤が皮膚の隙間へ入り込む事があり、催涙剤の効果を高めてしまいます。

目に入った場合

 催涙スプレーが目に入った場合は、絶対に擦ったりせず、すぐに大量の冷たい水でよくすすいでください。また、コンタクトレンズを外す際は、催涙剤がついている手で目を触らないように注意してください。

顔に掛かった場合

 目の周辺や唇等の口の周辺に掛かった場合、大量の冷たい水で、擦らないようにしながら洗い流し、冷まし続けてください。
 催涙剤が付着した場所をタオルで拭いたり、石鹸などを使用して擦るように洗うと、催涙成分を皮膚にこすりつける事になるため刺激を受けやすく、また成分が皮膚の隙間に入り込むため刺激が長時間残りやすくなります。
 個人差はありますが、目の周辺や唇などに刺激(灼熱感)がある場合でも、冷たい水で洗い流した場合、最大でも約1日経てば通常は刺激はおさまります。

手についた場合

 催涙スプレーが手についてしまった場合は、すぐに催涙剤を冷たい水で洗い流しましょう。食器用洗剤は肌に浸透しやすいので、催涙剤を洗い流すのには適していません。
 また、催涙剤を洗い流した後でも、手では刺激を感じない程度の催涙剤が付着している場合があり、その状態で皮膚が薄い部分(口や目の周辺等)に触ってしまうと刺激を感じることがあるので注意が必要です。

吸い込んでしまった場合

 催涙剤が口や鼻に入ったり、催涙剤の匂いを吸い込こみ、のどに痛みを感じる場合は、何度もうがいをしましょう。水を飲んだり、つばを飲み込むのは避けてください。
 また、鼻に症状が出ている場合は水で鼻うがいを行ってください。

もし小さな子が触ってしまった場合

 通常、OCガスの催涙スプレーの効果は一時的なもので、後遺症の心配もほぼありません。
 しかし、催涙スプレーを家の中に置いていた時に小さなお子さんが触ってしまい、催涙剤が顔等に付着した場合、催涙剤(トウガラシ成分)の効果が抵抗力の許容範囲を超えてしまう可能性があるため、すぐに病院を受診するようにしましょう。

催涙スプレーの中和剤

 催涙スプレーが物や体に付着した時に、催涙剤を中和する為の中和剤シートもあります。
 
催涙スプレーの中和剤 SUDECON 2個セット

↑商品名または写真を押すと商品詳細ページへ移ります。
 
ウエットシートタイプなので、目や体内に入った催涙剤を拭き取ることは出来ませんが、顔や手、身体などに付着した催涙剤を中和したい時に役立ちます。

最後に

 OC(オレオレシン・カプシカム)ガスを使用している催涙スプレーは、もし手違いで自分にかかってしまっても、後遺症の心配はほとんどありません。水で洗い流したり、催涙スプレーの中和剤を使用することで、元に戻ります。
 元に戻ると聞くと、すぐに相手が回復して再び襲ってくると思われるかもしれませんが、その場ですぐに水で洗い流したりすることはできないことや、吹きかけられた相手は混乱状態に陥る可能性がとても高いので、その隙にその場から逃げましょう。
 また、催涙スプレー等の護身用品の所持や持ち歩きにつきましては「護身用品の携帯は合法といえるの?」をご確認ください。

こんな商品も取り扱いしています

 見た目は催涙スプレーそっくりですが、催涙成分はなく噴射すると色が付く「防犯用のカラースプレー」も取り扱いしています。不審者に逃げられてしまいそうなときに噴射することで、犯人確保の足掛かりを作ることができます。

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