さらに、ベルト通し部分はホック式なので、ベルトを装着した状態でも着脱が可能!もちろん、背面にはホワイトウルフのロゴ入りです。
手錠ケース
警棒吊下げホルスター
「ホワイトウルフ 2段式オートロック アルミ警棒 ★鍔付★」等の鍔付き警棒に使用できます。
スマホポーチ
業務用ポーチ
本革製ホルスター
※鍔付き警棒の収納に使用することをおすすめします
いつもお世話になっております! OKUMOTOです^^
今回は世界でも有名なASP警棒についてです。
ところでみなさんASP警棒と言えばどんなイメージがありますでしょうか?
ちょっと詳しい方なら世界トップクラスの強度とかFBIや警察機関で使われているという非常に良いイメージではないでしょうか?
値段もそこそこします・・・。ていうか高いです^^;
以前ASP警棒の品質についてはお話ししましたが値段の割に品質は良いとは決して言えません。ただし実用品質は抜群です。問題は外観の品質です。
詳しくはこちらを御覧ください。
今回はそんなASP警棒の偽物の話です。
この写真を見てください。
ASP警棒です。
嘘です。
実はこの警棒は中国製の偽物のASP警棒です。
普段からASP警棒を専門に扱っている弊社の様な販売店ならほぼ一目であれ?って思いますが、一般のユーザーはわからないのではないでしょうか?
しっかりシャフトのロゴも入っています。
見えにくいですが間違いなく「ASP」のロゴです。
ちなみにこの警棒は中国製の警棒に混ざりこんで入ってきました。
おそらくこのような警棒が1本だけ製造されることはないので大量の偽物のASP警棒が出回っていると思います。
安いからといって専門店以外で買ったり知識の低いお店で買うとこういったものを購入してしまう可能性がありますので注意が必要です。
ASP警棒は基本的にはアメリカから輸入しますが、他国にも広く広がっているためメーカー以外から買っている販売店には注意が必要です。
当然ですが、弊社のASP警棒はアメリカから輸入しています。
万が一偽物が入ってきても専門店ですので見逃す事はありません。
心配なお客様は是非当店のASP警棒をご検討ください。
ちなみに一目であれ?っと思うと言いましたが、各所に違いがあります。
グリップエンドだけ見ても本物と偽物ではサイズも違います。
ちなみに外観に傷が多いからとか塗装が甘いからとかで本物と偽物を区別はできません。なぜならASP警棒は外観品質は決して良いとは言えないからです。
綺麗だから大丈夫とか、傷が多いから偽物?という判断は間違いです。
また、一応申しておきますが他店で買った警棒の鑑定などの業務は行っていません・・・^^;
ご理解頂ければと思います。
グリップエンドの内部にもあります。
こういう部分にもあります。
基本1でも使用したこちらのスプレーを使用してみます。
こちらの商品がベストという意味でも、特に推奨しているという事でもありません。
このような「浸透防錆潤滑スプレー」があると少し錆びがとれやすくなり、防錆(ぼうせい)効果が期待できます。
上で紹介しました「錆び色」の部分。
まず最初に錆びが出やすいのは「シャフトの内側」で、
その部分の錆び(色)が、表側に付着している可能性が高いです。
表面を拭くとある程度綺麗にとれますが、
シャフト内部の錆びの対処をしないと、収納後にまた表面についてしまいます。
シャフト内。
割り箸に布を巻いただけの自作棒。
こちらにオイルスプレーを吹きかけてからシャフト内の錆びをとっていきます。
基本1でも書いていますが、錆びを完全に取り除いたり、錆びを完全に防ぐことはできません。
それでも何度か繰り返す事で錆びは減っていきます。
※グリップやストラップ部分にオイルが付着しないようにしましょう(劣化の原因になります)
先端の1段目と2段目の部分も内部を綺麗にします。
しかし、ここが難しいところです。
先端1段目と2段目部分のパーツは「はずせない」事が多いです。
その場合には、「2段目先端側の内部」の錆びとりに苦労します。
※そこまでこだわるかどうかは別です
2段目先端部の内側です。
※先端1段目との摩擦になってロックさせる部分
この先端1段目の汚れは、2段目に収納された際に内部の錆びが付着したものなのです。
気になる場合には…
オイルを内部に吹きかけます。
この部分にはグリップがないので、オイルスプレーを多目にかけてもいいでしょう。
※滑りや手の荒れなどにはご注意ください
少し待ってから、先端をゆっくりと出し入れさせ、付着した汚れを拭き取ります。
※気になる方はこれを何度も繰り返す事になります
この管の中に布などを入れて内部を綺麗に… という事は考えない方がいいでしょう。
グリップエンド内部。
グリップ内側の錆びが付着している事があります。
シャフト内部が綺麗になったら、外側も綺麗にしていきます。
強く拭くと、警棒によっては色がとれてくる場合もあるので様子を見ながらやってください。
※様子を見ながらやっていくのはどんな事でも同じですね
徐々に綺麗になっていきます。
最後に、防錆としてオイルを塗っておきます。
この時にオイルを多目に塗っておき、
時間が経った後(数時間~翌日など)に警棒を出してチェックしてみて
気になるほどの汚れが出ている場合にはまた汚れを拭き取るのもいいかと思います。
※これは、あくまでもメンテナンス用の処理です
やりすぎると表面の傷が増える可能性もありますのでほどほどに…
前述しているように
グリップ部分やストラップ部分にオイルが付着しないようにしてください。
※オイルが垂れるほど塗ると、どうしても手に付着しグリップを持ってしまいます
警棒を元に戻すときには、シャフトの前後をよく確認してから戻してください。
基本1にも書いているように、逆に入れてロックされてしまうとややこしい事になりかねません。
メンテナンスが終わったら、オイルをある程度拭き取ってください。
オイルの塗りすぎはロック不良の原因となります。
必ずロックなどを確認してください。
以上となります。
それぞれ独特のメンテナンスをされる方もいらっしゃるようです。
これが全てではありませんが、1つの参考になるかと思います。
塩害が出るほどの場所などではメンテナンスをされた方がいいかもしれません。
しかし、湿気などが少ない場所での通常保管ではそこまで神経質になる事はないと思います。
アメリカの有名メーカー製のものでも、出荷前に工場内で若干錆びていたりします。
もちろん、メンテナンスをされた方が錆びの進行を遅らせることができます。
塗装がはげてきたり、細かい傷が増えたり、
グリップの劣化を招いたり、部品の紛失や組立ミスなどのリスクもありますので
警棒のメンテナンスに限らず、どのような時でもなにかをする時には注意が必要です。
錆びがある状態で納品されるのが当たり前とまでは言いませんが、
錆びは出る、出ていてもおかしくないという事はご理解ください。
警棒(バトン、特殊警棒)の
「ロック力の回復」についてです。
フリクションロック(摩擦ロック)は警棒の基本的な構造でシンプルにできています。
警棒を振り出し、その勢いでシャフト同士を摩擦でロックさせ、
通常は地面に叩き付ける事でロックをはずして収納します。
オートロックやピンロックなどと違い、摩擦でロックさせるために
警棒を振り出した後の「ぐらつき」がなく、構造がシンプルな事から安価です。
しかし、シャフト同士の摩擦でロックを行うため、
突くという動作に耐えることが出来るくらいのロック力があっても、
横打撃でシャフトの間に隙間ができてしまうとロックが解除される場合があります。
また、何度も振り出しロック、収納を繰り返していると
徐々にロック力が弱ってくるというフリクションロックの特徴があり、
特にグリップ側のロック力が弱くなりやすいです。
今回は、「ロック力を少し上げたい場合」や
「グリップ側のロック力の回復」について説明しています。
シャフト内部のメンテナンスをする場合、
警棒の後端部にある「グリップエンド」が取り外せる必要があります。
ジャンプ警棒、オートマチック警棒。
17インチスチールや24インチスチール警棒。
小型警棒などはグリップエンドをはずす事ができません。
※取り外せるような構造になっていない
※オートロックタイプの警棒はグリップエンドをはずしてはいけません
グリップエンドをはずすなど分解する作業があります。
作業をされる際には、全て自己責任で行われてください。
「ホワイトウルフ4140カスタムスチール警棒 21 鍔付」
「ホワイトウルフ アルミ合金警棒 26」
説明のために、こちらの2つを用意しました。
アルミ合金警棒の写真をメインに紹介します。
先にも書いているように、グリップエンドがはずせないものは
今回のようなメンテナンスができません。
それでは、説明していきます。
警棒の後端部にあるグリップエンドを回してはずします。
※はずせないタイプもありますのでご確認ください
グリップ部分と、グリップ側1段目は、内部でこのような感じでロックされます。
指で示している部分で摩擦ロックされますので、
このあたりの摩擦力を上げればいいという事になります。
電動インパクトドライバーを用意。
先端に「ワイヤーブラシ」を取り付けます。
写真で使用しているのが、「直径15mm」のワイヤーブラシです。
このように差し込んでいきます。
しっかりと持って、怪我や破損に気を付けながら行ってください。
※方向に注意してください
オイルがついている場合には、オイルを拭き取ってからやられた方がやりやすいです。
なるべく均等になるようにします。
やり方にもよるので「何秒やればいい」というのはありません。
あくまで目安となりますが、
これまで「合計30秒だとロック力はほとんど変わらず」で
「合計1分ほど」でロック力がかなり上がった事が多かったです。
やりすぎ(削りすぎ)はよくないので、様子をみながら行ってください。
削った後はカスができるので綺麗に取り除きます。
鍔つき(つばつき)でもこのようにできます。
警棒はそのうち傷が入ってくるものですが、
気になる方は外側に傷が入らないようにより慎重に行ってください。
錆びが気になる方は…
・警棒について:錆びやメンテナンスの基本1
このようなページもありますので、よろしければ参照してください。
シャフトの向きを間違えないように戻します。
グリップエンドをしっかりと取り付けて終わりです。
ロック力を確認するのに、何度かこれらの作業が必要になるかもしれません。
振り出す際はオイルが手やグリップについていない事を確認して、
すっぽ抜けに注意しながら行ってください。
※オイルの塗りすぎは、ロック不良の原因にもなります(拭き取って試してみてください)
電動ドライバーがあった方が圧倒的に楽で、シャフト内を均等に削りやすいです。
こういった作業に慣れている方、お好きな方にとっては楽しい作業だと思います。
慣れてない方がやられる際には十分にお気を付けください。